中村社長コラム 「保護者」から「親」へ … 子育ての評価とは?  PART21 ~「強い心」は「自立」を基盤に培われる!?

ジャイアントキリング・・・ 聞き慣れない言葉が飛び交った今回のFIFAワールドカップサッカー・カタール大会。皆様も熱い想いで観戦されたことと思います。

ジャイアントキリングとは元々サッカー漫画のタイトルのようで、格下が格上に勝つ「番狂わせ」の意味で使われる和製英語らしく、日本代表はその連続でしたね。まさかワールドカップ本戦でドイツ・スペインに勝つなんて…感動でした!

特に、コロナ禍が続くなか「弱者が強者に勝つ」という意味では、社会的・経済的に圧倒的「弱者」であるNAPも諦めず皆様のお役に立つための戦略を考え、戦術を確実に実行する…その本質とそれに向けての勇気をもらったように思います。

 

目次

トップアスリートから学ぶ「自立」

さて、不登校児だった次男が社会人となったことを節目に書き始めたコラム『保護者から親へ…子育ての評価とは?』。我が子の成長、そして何より私自身の子育ての『失敗』を含む様々な経験から、子育ての課題ともいえる「自立」を考えています。今回は、サッカーワールドカップに因んで私の出会ったトップアスリートとのエビソードをご紹介し「自立」について考えてみたいと思います。

そのトップアスリートとは、山口が誇るプロサッカー選手、元日本代表 久保裕也選手です。

久保選手は鴻南中学校(サッカー部)卒業後、京都サンガFCに入団18歳でJリーガーに。20歳でスイスリーグに移籍。2016年のリオデジャネイロ・オリンピックアジア予選にU-23日本代表として出場。予選突破が決まるイラク戦で得点を挙げる活躍でオリンピック代表に選ばれるも所属クラブの意向により出場辞退。その後ベルギーに移籍。ベルギーリーグでは得点王争いに加わる等注目され、2018年ワールドカップ・ロシア大会アジア地区予選でA代表に招集。アジア地区予選でも活躍し本大会出場に貢献したものの本戦には選出されず。その後ドイツ、古巣ベルギーと渡り歩き、現在はアメリカメジャーリーグサッカー・FCシンシナティでプレーしています。

そんな世界で活躍する久保選手が最初にNAPに来てくれたのは、2018年5月、トレーニングのためにマシンジムの使用依頼を受けてのことでした。2018年5月と言えばワールドカップ・ロシア大会代表選手の一次選考発表の直後。最終選考に向けて山口に帰省し調整しているとのことでした。

 

礼儀正しい好青年!

依頼を受けた時は、プロサッカー日本A代表のレギュラー格の選手、しかもフォワードと言えば一癖二癖ある選手でないと務まらない側面があるのでどんな人間か…「ひょっとして偉そーなヤツじゃぁないかな??」などと勘繰りをめぐらしていたのですが、出会うなり「初めまして久保です!今日はお世話になります!」と笑顔で彼の方から手を差し伸べ握手を求めてきました。早々にマシンジムへ案内し、アスリートを対象にしたマシン構成でないことを伝えても「充分です!使わせてもらいます!」と私の想定とは真逆で非常に礼儀正しい好青年でした。

 

不平・不満を感じない「姿勢」

トレーニングが終了する時間を見計らって、彼の恩師や県選抜で指導をしていた私の実兄が来て、和やかな雰囲気で会話が弾んだことを記憶していますが、その際に当然の事ながら代表選考の話になりました。彼が一次選考に入っていなかったことから、選考に対して問題を投げかけると「選ばれていないのは自分の力不足です。今の自分はいつ(代表に)呼ばれても駆け付けられるよう準備するだけです!」と繰り返し答えていました。

その時の久保選手は、アジア地区予選ではほぼ全試合に出場。2得点3アシストの活躍で予選突破に大きく貢献しながら一次選考の27名には選ばれていなかったのです。

予選突破に大きく貢献しながら肝心な本戦のメンバーに選ばれていない…恐らく納得いかず、大きな不満も抱えているのではないかと私は思っていました。しかも、恩師も含めて全くのプライベートの会話なので代表選考に対して彼の本音が聞けると思い、いやらしい(・・・・・)質問をぶっつけていました。しかし、彼の言動・振舞からは不平・不満など微塵も感じることはなく「自己責任」の行動スタイルを強く感じました。また、恩師の先生が「裕也の周りには自然と人が集まって来る」と表現されたことが印象に残っていますが、有名になっても奢ることなく良好な人間関係を築いているようです。

そんな久保選手から感じ取れたのは「強い心」。彼だったらどんな逆境にも負けることはないだろう…と彼への「信頼」を感じました。

 

「自立」は「強い心」の基盤

毎号申し上げていますが、私の考える「自立」とは、「楽しい人生を歩む」ことを前提として、子どもが社会に出て行く段階で心として「自立」していること。その要素とは

①自己責任を基本とする行動

②良好な人間関係を築く能力

この2点が基本的な行動スタイルとして身についていることだと私は考えています。彼と接してこの2つの自立の要素を強く感じましたし、私がこの考えに至る要因の一つに久保選手との出会いがあるのです。

現代は自由な生き方ができる反面、いつ・どこで・どんなトラブルに巻き込まれるかわからない時代ですね。だからこそ、楽しく生きるためにはそれを自ら乗り越える「強い心」が必要な時代。心としての「自立」が、その基盤であることを学べた久保選手との出会いでした。

その後、2019年の年末、再度NAPに来てくれました。その時は、奥さんと生まれたばかりの赤ちゃんを連れてのトレーニング。メニューの合間に子どもの顔を覗き込んでは、ニンマリ笑い、また真剣な顔でメニューをこなす…その切替の速さも目を見張るものがありましたね(笑)。パパになった感想を聞いてみると「この顔をみてると…頑張らんにゃあイケンですね!」と山口弁で語ってくれたことが印象的でした。

現在はアメリカMLSで厳しいながらも頑張っているようで、ネットでは年俸2億円との報道も。収入ではNAPよりも「格上」ですね(涙)。久保選手に負けないよう「強い心」で頑張ります!

 

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