中村社長のコラム 「保護者」から「親」へ … 子育ての評価とは?PART20 ~「自立」は「問題解決能力」の重要な基盤

ウイズコロナのイメージが・・・広がり様々なイベントが実施されるようになりましたね。スポーツにコンサート、夏祭りや花火大会も今年はあちらこちらで開催されるようです。

NAPが指定管理者として運営を行っている山口市小郡屋内プールでは、利用制限を行っても一日の利用者が600名を超る日があり、NAPでも幼児・学童の夏休み短期教室がコロナ禍以前の参加者を上回る等、活気が戻ってきました。

そんな楽しさを予感できるこの夏ですが、またまた新型コロナウイルスの変異株による感染が一気に広がってきました。まだまだ安心はできませんね。また、熱中症予防のためにも泳いで体力をつけましょう!

 

目次

トラブルが絶えない時代

さて、不登校児だった次男が社会人となったことを節目に書き始めたコラム『保護者から親へ…子育ての評価とは?』。今回で20回目となりました!我が子の成長、そして何より私自身の子育ての『失敗』を例に挙げながら、今の時代の子育てを考えています。

「子育ての評価」と題していますが、今の時代、子どもが「楽しく生きる」ことではないかと私は考えています。そのためには、子どもが社会に出て行く段階で心として「自立」していること。その要素とは

①自己責任を基本とする行動

②良好な人間関係を築く能力

この2点が基本的な行動スタイルとして身についていることだと私は考えています。更に、現代の社会現象から付け加えると「問題解決能力」も必要だとも。今号では、コロナ禍と人的トラブルが絶えない昨今の情勢から「問題解決能力」について子育ての視点で考えてみたいと思います。

結論から言うと「問題解決能力」は「自立」によって培われる心ではないかと私は感じています。

 

PTAの経験で感じた「危機」

もう20年近く前の話になりますが、地元平川小学校の会長を含むPTA執行部役員として合計6年間、学校と深く関りました。その中で私が『危機感』を覚えたことは、子ども同士のトラブルが、学校を巻き込んだ保護者間のトラブルに発展する例が年々増えていることでした。

今でも記憶に残っている出来事ですが、私がPTA会長2年目の時、一学期に2年生のクラスで消しゴムを盗ったとか、盗られたとか…子どもの喧嘩が発生し、担任が保護者に報告したところ、どちらが良い・悪い等と、保護者同士の対立に発展。その後、祖父母まで乗り出してきたことからトラブルが大きくなり、管理職が対応したにもかかわらず3学期まで引きずった…と学年末に校長から聞かされたことがありました。

皆さんはこのエピソードについてどのように思われますか?

 

子どもの些細な喧嘩が…

「子どもの喧嘩に親が出る」というフレーズを良く耳にしますね。意味としては「つまらないことに当事者以外がしゃしゃり出て、余計なことをすること」を表現したものです。この件も含め、子どもを取り巻く環境ではよく聞く話ですが、厄介なのは「保護者」という立場です。

よく考えてみると、喧嘩の当事者 はあくまでも子どもです。だから、保護者が出てくると「余計なこと」に発展しややこしくなるのです。本当の意味で子どもの「保護」を考えるなら保護者のすべきことは「問題解決」ではないでしょうか?

しかし実際には、保護者間のトラブルは多く、それぞれの言い分を聞いていると、つまるところ自分自身の気持ちが治まらないから、相手や学校に対して要求をぶつけているのであって、「子どもを護る」等と口にしながらも、自分を護っているだけで、子どものことなど全く考えていないと思えてならないのです。

 

保護者の行動を子どもが真似る

もう一つ子育ての視点で忘れてはならないことは、その姿を子どもが見ている…そしてその保護者の行動から学び『真似』をする事です。先ほどのPTAでの出来事も、祖父母が乗り出したと言う事は、恐らくそのやり方を親(子どもの祖父母)から学び実行しているのではないかと思われます。まさに世代間で連鎖していることから、年々トラブルが増えることは頷けます。しかし、どこかで歯止めをかけなければならないと私は思うのです。

 

被害者意識…赤ちゃん返り??

また、このような行動に出る人々は、「やられた!」という被害者意識から、相手の責任を追求し、時には感情的に罵声を浴びせたり様々な要求をぶつけます。「誠意を見せろ!」や「〇〇になったらどうするつもりだ!」…いわゆる「タラレバの話」を持ち出すことがその典型ですが、正直何を求めているのかが全く不明であることが殆どです。

これは混乱した自分自身の心をどうにかして欲しいという依存心から来る受入欲求であり、更には無理難題の要求は相手を支配しようとする心です。心の成長で言うなら、2歳頃迄の母親もしくは母親的存在に対して求める心であり、このような状態の時は、その年齢の心に退行(赤ちゃん返り)していると考えると納得できます。つまり、その段階が十分に超えられておらす、心がスムーズに育っていないと成人期以降、このような行動となって表れるのではないかと思えてならないのです。

以上のことから、トラブル等、問題解決に向けて必要な要素は、第一に相手を責める前にまず自分自身に目を向け、トラブルの要因を冷静に分析することです。第二に、良好な関係を取り戻すには何をすべきかという志向で行動することです。つまり、「自立」の要素である「自己責任」「良好な関係を築く」の行動スタイルが求められます。このような考えから「問題解決能力」は「自立」により培われるものではないかと感じています。

 

「強い心」が必要な時代!

現代は、コロナ禍だけでなく災害や痛ましい事件、そして人間間のトラブル等々、身近で起こることが「当たり前」になっている現状から、いつ・どこで・どんな危機が迫ってくるか、どんなトラブルに巻き込まれるかわからない情勢となっています。そして、様々な「危機」や「トラブル」は基本的には突然押し寄せてくるものであり、その都度、問題解決に向けて何をすべきか…を即座に考え、行動するスタイルが身についていなければ押しつぶされてしまう…そんな厳しい時代がすでに到来していると考えるべきであり、それを自ら乗り越える本当に「強い心」が必要な時代なのです。

そのためにも「スムーズな心の成長」=「自立」を真剣に考えなければならないとの想いから、「心の成長段階」をコンセプトにNAPプログラムを展開しています。

 

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