野外・水中活動体験教室 ~ 元気ッズクラブ11月カリキュラムイベント報告

防府市右田ヶ岳 山歩き!

 

今回の山登りイベントに参加したのは、小学5・6年生が1人、4年生が6人、3年生が1人、1年生が3人でした。

 

小学校低学年時期は、どんなことでも素直に体験を受け入れられる時期です。分別がつくと出来そうもないことでも、どんどんチャレンジできる時期です。そこの素直な時期に険しい山を登ることにより、仲間同士の助け合いを体験してほしいと考えました。

高学年は、低学年を含めた集団のリードをしていき、チームワークの強化をめざしてほしいと考えました。

 

山登りを通じて自分は出来るという有能感および、あきらめずに登り切った達成感を味わってもらうことで、普段の生活でも物事を途中であきらめず、最後までやりきることの楽しさを体中で体験してくれることを期待して、険しい右田ヶ岳を選びました。

今日は絶好の登山日和。山登り前に石光先生によるストレッチ講習。しっかりと体をほぐしていざ山へ!

目次

登山開始!そして第一の関門

 

最初はとても簡単、階段があるのでらくらく登って行けるのですが、登っている途中で階段の多さと高さにだんだんきつくなってきます。「足がいたいー」「あと頂上までどのぐらい?」など、ちょっと弱気になったりしていましたが、ある程度登ると、開けた場所に出ました。そこから周りの景色が見えました。防府の町が小さく見えるまでの高さに上ってきたことに「もうここまでのぼったの!?」など、驚きの声がたくさん聞こえました。

第二の関門 頂上と見せかけて・・・

 

子ども達が思っていたより高いところに登っていたことに、充足感が得られたようです。坂道や岩場などを「きつい」、「疲れた」、と言いながらも登って行く元気ッズメンバー。 大きな岩場や自分の身長ぐらいある崖やでこぼこの道を、木の枝をつかみながら器用に登って行きます。
もう少ししたら一回目の頂上!・・・実は右田ヶ岳は山が三つ繋がっていて、本当の頂上は一番奥で一番高い旗がある山なのです。「頂上だー」といって登りきると、自分が立っている山よりも高い山がさらに見えます。そんな状況で、スタッフは「まだまだ先はあるぞー」と言って挑発してみると、元気ッズメンバーの全員がめげず、逆に「やってやるー」「絶対に登りきってやるー」と闘志を漲らせながら元気に叫んでいました。

第三の関門 どんどん激しくなる岩場

 

第二の頂上は意外と近くにあるのでよかったのですが、ここからが本番、急な坂道、ロープをつかったり、上手く岩に登ったりして山をどんどん登って行きます。その途中で「もう疲れたー」や「あとどのぐらいー」という声が上がりましたが、他の子やスタッフが「あと少しで頂上!」といい、別の子が「7回目」といって笑いをとったりしてなんとか登って行きました。終盤に差し掛かってくると身長より高い段差をのぼっていき、ロッククライミングみたいな場所などもありましたが、子ども達が互いに励まし合い、なんとか登りきることが出来ました。秋吉のイベントの時には見られなかったお互いに励まし合う行為に大きく成長したなと思いました。

やっと頂上に到着

 

頂上はみんなが想像していたよりも高く、感動して「すっげー」「ここまで登れるのかー」「意外と楽だったね」など様々な感想がありましたが、スタッフが山登りで得られるようにと望んでいたとおり、みなどこか満足そうな微笑を浮かべていました。みんなが頑張って登ったので、予定よりも早く到着!頂上には鐘と旗があり、みんなで記念撮影!撮影が終わったら待ちに待ったお昼ごはん、絶景を見ながらのご飯は美味しくてすぐ食べちゃいました。

下山開始!

 

休憩もたっぷりととり、さぁ下山!ルートは登山とは別のゆったりしたコースなので登りよりゆったり、みんなで仲良く話をしながら降りていきました、降りている途中には、木で出来た小さな橋や絶景を見渡せる休憩ポイントなど登りとは全然違う環境と景色を楽しみながら下山しました。

時間が余ったので・・・

 

皆が頑張ったので予定よりも早く下山できたのでバスが来るまで近くの小学校の校庭で遊ばしてもらうことに・・・みんな体力が余っていたので鬼ごっこ!とちゅうでエヴァ仕様の新幹線が近くを通るなどの出来事もあり、降りてからもたくさん楽しめました。

最後に

 

今回の山登りで狙いだった最後まで諦めずに頑張った時の達成感を味わうことにより、成長や仲間同士の助け合いなどで元気ッズメンバーがより親密になれたと思います。スタッフは基本的に、危険だと思われる箇所以外での手助けはせず、「がんばれ!」「あと少しで頂上」などの声掛けを中心にして、子ども達自身、自分の力で最後までやりきったーと思ってもらえるようにしたのですが、頂上についたときや降りた時などに「自分で登れたー」「降りられた!がんばったよ!」などの声が聞こえたので、頂上に着いた時や降りた時の達成感をより深く味わってもらえたと思います。
外での活動は景色、環境など様々な要素と感動が子どもたちの心身の成長に繋がっていくと思います。 来年3月にはマラソンのイベントを企画していますので今回の山登りの経験を生かし、子どもたち同士で苦しい時に励まし合えるように成長してくれたらいいと思います。そのためにこれからも色んな活動をとりいれ、大人になって、このイベントの事を思い出した時に笑いが出て来るような活動をしていきたいと思います。

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