四泳法最後の種目は・・・ 誰もが憧れる花形種目 バタフライ編

今年一年を振り返れば、新型コロナウイルスにより、さまざまなイベントが延期・中止になりました。中でも東京オリンピックの延期については、世界中に大きな衝撃を与えたのではないでしょうか?しかし、考え方次第ではマイナス面ばかりでもないと思います。こういう世の中になったからこそ、一人一人ができることを考え行動するようになったと思います。『ただ漠然とした日々を送るよりも、目標を持って充実した毎日を過ごしたい!』と思えるようになったのも事実です。そのためには、やはり心身ともに健康を保つことが大切です。私たちはこれからもみなさんの健康作りのお手伝いをしていきたいと思っています。

さて、ここからは泳法習得のためのお話です。今号はいよいよ四泳法最終種目となるバタフライです。誰もが憧れる花形種目マスターに向けて、しっかりお勉強していきましょうね。

 

目次

☆キックの蹴り方

バタフライのキックは両足をそろえて蹴ります。バタ足と同じように親指がふれるぐらい足をそろえ、蹴り下ろしの時にお尻が水面にでるようにします。最初はビート板を持って行うと良いですが、頭を上げていると腰が沈みやすくなるのでけのびの姿勢で行ってみましょう。体をまっすぐにすることで、うねりをうみやすくなります。

 

☆キックと呼吸のタイミング

バタフライは、キック2回、息つぎ1回のタイミングで泳ぎます。ここからは段階を追って練習方法をお伝えしていきます。

 

〈練習方法〉

①ビート板キック

まずは頭をしっかり入れて、けのびの姿勢を作ります。その姿勢から上に書いたように、両足をそろえてキックをしましょう。息つぎをすることでキックが止まってしまうことがあるので、頭の中で「1・2・1・2」とカウントしながらリズムをとってみてください。2回目のキックの後にすばやく顔を上げて呼吸をしてみましょう。

 

②体側キック

気をつけの状態で、キックを2回に息つぎ1回のタイミングで呼吸をします。体側キックの場合、頭を入れすぎると息つぎの時に顔が上がってきません。常に「頭のてっぺんが水面の位置」をキープしましょう。

 

③けのびキック

けのびの状態でキックを2回し、平泳ぎの手を使って息つぎをします。平泳ぎの手はお腹のあたりまでかきすぎるとタイミングがずれてしまいます。胸の前でかき込むことを意識してみましょう。この練習は、キックだけでなく手を回し始めるタイミングの練習にもなります。

 

☆手足のタイミング

いきなり両手を回してもタイミングは合いますが、肘が曲がる可能性が高くなります。まずは、片手を回しながら大きな手回しとタイミングを合わせていきましょう。「1・2・1・2」のリズムで、2回目のキックの時に大きく手を回しましょう。

(右手回しができたら、左手も同じように・・・)

 

☆手足・呼吸のタイミング

最後に息つぎを入れてバタフライの完成です。しっかり水を後方へ押して、顔を上げましょう。この時に顔を上げすぎると体が沈んでしまいます。あごが水面にくる位置まで顔を上げ、目線は少し下げられると理想です。難しければ、まずはまっすぐ前を見て呼吸をしてみましょう。回した手は、すばやく戻し、背伸びをしている状態になりましょう。

 

いかがでしたか?これでアナタも四種目制覇ですね。さて次号はカッコいいスタートとターンのお話をしていきますのでお楽しみに!

泳法部門担当  中村 さゆり

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