そもそも自主性ってなあに?
自主性を求める世の中
今年、箱根駅伝を制した青山学院大学。名物監督でもある原監督が、『自主性のない選手は強くならない』とおっしゃっていました。私は、スイミ~くらぶの子ども達に育んでほしい目的である『自主性』という言葉に反応し、インタビューから目が離せなくなりました。
人のせいにしなくなる
自主性とは【自ら考えて行動すること】です。原監督は学生達に、自分の目標・生活の流れ・練習内容などおおよそ自分で決めさせ、学生同士の決め事なども新入生を迎えるタイミングで話し合いの場を設けるそうです。
なので、練習をさぼる、決め事を破るような行動に対しては、自己責任で、その対処法も自らの判断に委ねることで、人のせいにしなくなる学生が増えていくそうです。
チャレンジは失敗ではない
毎日、選手の走りを見ている原監督は、少しの変化にも気が付きます。弱い心に負けてしまう学生には叱るそうですが、必死に取り組んで達成できなかった時には、『なぜ達成できなかったのか』を共に悩み、考えるそうです。否定ではないのです。
原監督も、監督就任直後から苦労をされて、今の方針を確立されているのだと思います。
では、幼児期から自主性を育むためには何が大切なのでしょうか?
★ベストアンサーは用意しない
答えを用意し、答えのために頑張る姿を自主性・主体性と考えがちですが、その行動は【従順性】です。身につくのは『言われたことをやる』実行力であり、自主性や主体性とは違うと考えています。
★失敗は悪いことじゃない
失敗をいつも叱ると、『怒られるくらいなら何もしない』すなわち、『自分で決めて怒られるくらいなら言われたことだけしとこう』まさに、指示待ちです。
子ども時代の自主性はやんちゃ・おてんばな面が大いにあります。もちろん当たって砕ける事もありますが、自分でやってみて、失敗をくりかえしても【何をすると失敗するのか】を学びます。それが成長だと思います。
失敗をおそれて『ムリ』『できない』と、やってもいないのに言う子は多いです。当たって砕けるくらいが、子どもらしいと思いませんか?
子ども時代は自信過剰ぐらいでちょうど良いのかもしれません。
スイミ~くらぶの「あるある」質問にお答えしました!
Ⓠ 『何歳までいていいの?』
A 小学生になっても大丈夫です。ただし、ファンタジーで遊ぶ教室ですから、心の成長を見ながら、次のステップにお勧めすることはあります。
Ⓠ 『泳げるようになる?』
A 『やろうと思った時が吉日!その日までひたすら待つ!』です。広々とした空間・長い教室時間のなかで、個々と向き合い、信頼関係を形成し、自主性を発揮できる環境を作っています。タイミングを見計らい、お顔つけから4泳法まで取り組んでいます。
『やらせる』ことよりも『待つ』のは、きついことです。でも『言われたからやった』より『やってみたらできた!』の方が、子ども達は嬉しいと思います。私達は、その瞬間を見逃さず、一緒に喜ぶことを特に大事にしています。ですので、一度できたことはたくさんほめて『できた』の数をどんどん増やしています。
スイミ~くらぶ責任者 中谷 理絵
コメント