プールのものがたり 3歳~ スイミ~くらぶ

指示待ちにしない教室

自らの発想、想像力、創造性を発揮し、子どもたちが持っている『自主性』や『泳力』を豊かな遊びの中で自然に引き出していきたい…そんな思いで考えに考え、プログラムづくりをしたのが、絵本の物語りをプールで再現して遊び込む教室『スイミ~くらぶ』です。

この時期の子どもは、人の指示に従うことよりも、『~したい』と自主的に動くほうが楽しい時期です。スイミ~くらぶの子ども達は、ものがたり遊び(ファンタジー遊び)の中で『そうしたい』『そうなりたい』があふれています。

ですから、子ども達がイメージを持つことをとても大事に考えています。イメージしたことが、自ら考え動き出す原動力になります。そこには指示待ちの子ども達はいません。

 

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現代の野生っ子

昔は野山や川、家の狭いところを見つけては、兄弟やお友だちと遊び、ファンタジーを十分楽しむことができました。その中で自ら環境に働きかけながら多くの経験、体験をし、葛藤を繰り返し逞しく成長してきたのではないかと思います。

 

イメージを視覚化する

スイミ~の子ども達はファンタジーにあふれています。プールの直前に読まれる絵本の内容を覚えて、コーチが扮するキャラクターに重ね合わせます。カエルなら『ケロ』、ネズミなら『チュー』と語尾に付けるだけで子ども達は変装をしなくてもイメージだけでキャラクターとして接してきます。

しかし、時々ちょっとしたアイテムを身に付け、キャラクターを演じる事があります。イメージを視覚化することには、インパクトを与え、強調することでより物語に引き込まれてほしいという意図があります。

キャラクターはきっかけ作り

教室を引っ張るのは実は子ども達です。スイミ~は自主性を発揮する教室なので、絵本の内容を知っている子ども達が進行役になって欲しいと考えています。きっかけを導きはしますが、子ども達がのってきたら一歩引いて事の成り行きを見守ります。スイミ~は異年齢集団です。 上級生が導けば、下の子たちは面白いようについていくものです。その理想的な教室形態を求め、日々面白そうなことを考えている次第です。

スイミ~くらぶ責任者 中谷理絵

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