安全水泳講習を行っています
事故は無いに越したことはないのですが、有事の時は適切な行動をと考え、毎年ベテランのライフセーバーを招いてプール講習と夏の海で安全水泳を行っています。今年で3年目になります。
小学生が危険を学ぶ機会は多くありません。元気ッズ安全水泳講習では体力を消耗しないように助けを待つ手段と、自分の安全を確保した上で人を助けられる方法を重要視して学びます。
実際、ライフセーバーの髙雄先生は元気ッズの安全水泳の海講習の昼食休憩中に一名救助に向かわれました。イベントでも、危険の前兆を感じ取って動くことの大切さを肌で感じることができました。
今回は2回目『海の安全水泳講習』の内容をお伝えします。
ライフセービングってなに?
生命を救うスポーツ『ライフセービング競技』として水辺における人命救助に必要な技術と体力の向上を目的に、救助技術を競うスポーツです。ライフセーバーは海の監視のスペシャリストであり、溺れた人の救助をすることもあります。
国際ライフセービング連盟は、水辺の事故による犠牲者の減少を目指ライフセービングの普及を世界へ訴え続けています。
参考:全国の平成30年の子どもの水難事故22人について発生した場所別にみると、1位が河川 10人であり、50%が水遊び中の事故
離岸流について
まずは、海で気を付けないといけない離岸流の話がありました。波が岸に打ち上げられた後、海水が海に戻っていく流れが離岸流です。1秒に1m、1分に60m進むところがあるそうです。もし離岸流に流されたら自力で戻るのは難しいので、浮いておいて、沖で止まったら横に泳いで(まっすぐ戻ったら離岸流があるので岸につけない)イカ泳ぎで帰ってきます。もちろん、プール講習を生かし、夏の海で実際に色んな浮き方やくらげ泳ぎも行ないます。
津波の話もありました。とにかくすぐに高いところに逃げます!
プールでの講習は盛りだくさん
①浮く・水平に浮く
②息をとめて浮く
③ひざをあげて浮く
④水中でんぐり返し
安全水泳は、水中での様々な体使いを必要とした泳ぎがあります。様々な活動をしている元気ッズは、先生が言われたことを躊躇することなくチャレンジ!どんどんやってみます。
⑤またくぐり
⑥ペットボトルで浮く
⑦ペットボトルを持って
飛び込んで25m泳ぐ
⑧ペットボトルをあごにはさんで浮く
⑨ビート板の上に立ちバランス
⑩ライフジャケットで泳ぐ
⑪5人で手をつないで輪になる
見聞きしなければ体と思考は動かない
健康や事故のない生活が当たり前過ぎてなかなか意識はしないのですが、遭ってはいけない前提で練習を繰り返しています。
本当なら、知っていても使う機会はない方がいい。でも、もしもの場合は何とか最善の方法をその時に選び、後悔しない日にしてほしいと思い企画しています。
泳げるから…中学生、高校生になったから…と油断せずに海や川でのレジャーを楽しみながら水難事故とは無縁でいてほしいです。
真面目な講習内容でありながらも、楽しく習得を目指して、個々のスキルアップに繋げています。
元気ッズクラブ責任者 中村 めぐみ
対象:小学生 毎週土曜日 15:30~17:00 毎月3回のプール教室+イベント |
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