夏本番! 今年の夏をもっと楽しんでみませんか?泳ぎの基礎 クロール編

年々暑さも増し、熱中症や体調不良に悩まされる季節となりました。暑いからといってクーラーにかかりきりの生活になっていませんか?

毎日クーラーにかかりすぎると、自分で体温調節ができなくなってしまいます。そこでやっぱりおススメしたいのは、心も体も快適に過ごせるプール!プールと言えば、やはり泳げるということが醍醐味でしょう。

前回は泳ぎの入口である「けのび~けのびバタ足」をお伝えしましたが、今回のテーマはクロールです。ぜひ参考にしてみてください。

 

ノーブレクロール

クロールを始めるのに、いきなり息つぎクロールをするにはなかなかハードルが高いものです。段階を追いながら、まずはノーブレクロールから習得していきましょう。

ノーブレクロールとは、その名の通り息つぎなしのクロールのことを言います。前回お伝えしたけのび姿勢からスタートし、手を大きくゆっくり回すことを意識して行ってみましょう。

手を大きく回すポイント!

肘をしっかり伸ばし、上から手を持ってきてみましょう。回した手は前でしっかりそろえて、1回1回けのびの姿勢を作ってみて!

 

正しい手のかき方とは?☆

水をかいた後の手は、肘を伸ばして大きく!と言いましたが、では水をかく時の手の動きはどうなっているのでしょう?水中で水をかく時に肘を伸ばしままだと力が入りません。肘は90度くらいに曲げてみてください。けのびの状態から、手が鼻→おへそ→太もも横を通るように動かしてみましょう。

 

Q.ノーブレクロールするときに体が沈んでしまうのはなぜ?

A.手を回す時に、もう一方の手が下がっていると体は沈んでしまいます。また、前を向いて泳いでいる場合もそうです。手を前で合わせ、けのび姿勢になることで体は沈みにくくなります。しかし、手を重ねることに意識しすぎると、合わせた手に力が入り沈んでしまいます。「回した手は、添えるように・・・」を意識してみましょう。

 

息つぎクロール☆

呼吸の姿勢・タイミングが一番難しいのがクロールです。初心者に多いのが、よりたくさんの酸素を吸いたいという意識から、顔を上げるタイミングが遅れてしまうことがあります。また、思い切り頭を起こして呼吸をする方もいるでしょう。呼吸は首だけの運動にならないよう、体をうまくローリング(ひねり)させることが大切です。体をひねることで胸が開き、息つぎがしやすくなります。また横向き(息つぎ姿勢)の状態で止まっていると、体は沈んでしまいます。息つぎをしたら、すばやく顔を下向きに戻しましょう。

ワンポイントアドバイス!

手を大きく上へ回せば、自然にローリングができます。「体をひねらなきゃ!」より「大きく回さなきゃ!」ですよ!

 

Q.息がうまくできないから苦しいのですが・・・

A.水中で呼吸が止まっていませんか?今までの動作(けのび~ノーブレクロール)までは水中で呼吸が止まっていてもできないことはなかったでしょう。しかし、クロールになると息を吐いたり吸ったりの繰り返しができないと息つぎはできません。ここまでにくる間に、しっかりとボビングジャンプの練習をし、呼吸のタイミングを覚えておきましょう。

 

目次

ボビングジャンプとは?

ボビングとは、鼻呼吸のことを言います。クロールの呼吸方法は、鼻から吐いて口から吸うタイミングで行います。初心者には、この鼻から息を吐く動作がなかなかできません。まずは立った姿勢で、潜ってジャンプの動作を繰り返し行ってみましょう。同じリズムで連続ボビングジャンプができるようになったら、次のステップへ進んでみましょう。

ここでクロールの練習方法の一例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

※練習のはじめに・・・

けのび~ノーブレクロールの反復練習で、正しい姿勢作りをして体を温めておきましょう。

①ボビングジャンプ

壁を持ってその場・移動しながら呼吸のタイミングを覚えましょう。

②壁を持って手を回しながら息つぎ練習

ここで手回しと呼吸のタイミングを合わせていきます。手を後ろまでかいた時に、しっかり横向きになるように・・・。

③ビート板を持って息つぎ練習

実際にビート板を持ってクロールを泳いでみましょう。バタ足が止まると体が沈んでしまうので、まずは足ヒレを使うことをおススメします。

①~③までの流れを繰り返し行ってみましょう。少し自信がついたら、ビート板なしでのクロールに挑戦してみてください。

次回は第二の泳法『背泳ぎ』についてのお話です。お楽しみに!

泳法部門担当  中村 さゆり

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