子育てヒントのお話「学ぶ」は「まねる」
まずは、NAPで毎月開催している『子育てヒントのお話』を聞いたお母さんのメモ第2弾をご紹介!
★子どもに『しなさい!』を言ったなら
メモ1
きっと、その子が『しなさい!』って言うようになります。友達に言うと良い関係になりにくい……
【親が子どもの代わりに『すみません』と謝っていれば、それを子どもは見て謝られる子になる】と同じことですね。子どもは親を見て真似て成長するということでしょう。
例えば『挨拶をしなさい』と言いながら、夫婦で挨拶をしていなかったり…子どもは日常のお父さん、お母さんの姿をよく見ています。子どもは良い面も悪い面も親の背中を見て育つからこそ、親の意識が大切かもしれません。 「学ぶ」の語源は「まねる」子どもは親の振る舞いをよーく見て学んでいるのですね。
メモ2
今は時代的に子育てが厳しいのでは?ご近所さんにも気を使う時代なので、ナップは自由にのびのびと…水の中だと子どもは生き生きします。
確かに、陸だとお菓子は欲しがるし、動画を見たがるけれど、水の中はそれはありません。ただ水につかるだけで楽しいので、水ってすごい!
ママのアクアビクス中!ママと離れて遊んでいたら
いつもは、親子で楽しいプールですが、ママにもっと楽しんでもらおうと、教室中にママのアクアビクスをしたことがあります。ママ達がアクアビクスをしている間、子ども達は大好きなままごと遊びをすることにしました。
『ママ~』は愛着行動
子ども達は遊んでいる途中、ふとママがどこにいるのか気になります。
次第に、ママのところに泳いでいったり、ママを呼んだりしています。これは『愛着行動』と呼ばれています。つまり、不安になると、ママのところ!というのが『愛着行動』というわけです。
愛着行動には3つのパターンがあります。『発信行動』『接近行動』『定位行動』です。
『発信行動』
愛着の対象者の注意や関心をひいて、近くに来てもらったり、お世話をしてもらおうとしたりします。
ママがアクアビクス中に、ママをおままごとの場所に呼んでいました。
【接近行動】
自分からママに近づいて、抱きつく、のしかかる、などで注意を引きます。
おままごとを手に持ちアクアビクスをしているママのところに泳いで近寄って行きました。
【定位行動】
ママが歩いて行った方を目で追って探したり、声がした方を振り向いたりしてどこにいるか確認します。
おままごとの場所からママがいることを確認すると再び遊び始めました。
ママとの信頼関係があるから愛着行動
愛着行動は、お母さんなど愛着を築いた相手に対して現れる行動です。
一見甘えているように見えますが、実はストレスがかかった状態なのかもしれません。
3歳までは母親から離れて遊んでいても、ストレスや脅威を感じると、母親のもとに避難し、抱っこしてもらうことで、安全を確保し安心を得ます。そんなママという安全基地を確保しながら、母親以外の人とも信頼して関わりを持つことができるようになり、活動拠点を広げていきます。
ママ達は、アクアビクスをしつつも、子どもに合わせて行動しておられました。お子さんを抱っこしてアクアビクスをしたり、ままごとをしている子どもの側でアクアビクスをしたり、子どもに寄り添うことにしたり…。
教室では、それぞれの親子スタイルを見付けてもうらうようにしています。お母さんが一番お子さんのことがわかり、やりやすい方が良いと思うからです。
親子教室は、ママと一緒!安心と抱擁(水中の抱っこ)で子どもを包むことが一番!そして子どもを包むには、お母さんの発散も必要!
これからもお母さんにもお子さんにも着目した様々な活動を通じて、ママもお子さんも楽しめる教室を目指していこうと考えています。
がぁがぁくらぶ責任者 田辺 和恵
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