水泳が生きがいに かなづち教室 Iさん

今回、紹介するIさん(79歳・吉敷在住)は、昨年の6月よりパーソナルで「かなづち教室」に参加されています。

Iさんは、プールに入るのは、人生初。まずは、浮くことから教室を始めました。今回はIさんに、水泳をしようと思ったきっかけなどお話をしていただきました。

 

目次

水泳を始めたきっかけ

水泳を始めるきっかけは、お医者さんの、膝が痛いならプールで運動したら?という一言だったそうです。

最初は小郡屋内プールの初級泳法教室に参加されましたが、皆さん、泳げる方ばかり。皆さんの足を引っ張るのではないかと気兼ねだったそうです。

教室のメンバーに、「どうしたらあなたの様なクロールができるかな?」と尋ねてられたら「NAPで一生懸命練習して泳げるようになったのよ。」と言われて、NAPで泳ぎを習ってみようと決心。

6月の教室開始以来、血圧は(120~135)から今では、(112~120)に。NAPの帰りにお医者さんで血圧を計ると120ぐらい。「最近調子がいいね。」と言われるそうです。

 

25m完泳!

週に一度の練習で、ついに12月21日にはクロールで25m完泳。「他の会員の方から『25m泳げたら嬉しいよ』と聞いていたけれど、その通り本当に嬉しい。」と笑顔でおっしゃられ、フロントスタッフからもお祝いの言葉をプレゼントさせていただきました。

最初は他の会員の方と、仲良くできるか心配されたようですが、今では更衣室から笑い声が聞こえる様に。「頑張っているね。」「上手になったね。」と言われることも励みになっているようです。

 

水泳が生きがい

水泳を始めた頃は、ご家族から「その年で恥ずかしくない?」と言われたそうですが、25m完泳後、「気持ちはもっと若いのよ。」と自信を持って言える様になり、お正月にはご家族で水泳の話で盛り上がったとか。

お友達に水泳の話をすると、「良かったね。」と言われ、「恥ずかしくない?」と言われた時は「水泳は私の生きがいだから。」と答えておられるそうです。

これからの目標

25m泳げるようになった今、Iさんにこれからの目標をお聞きしました。

まだご自分で納得のできる泳ぎはできていない、小郡プールで見た憧れのクロールに近づきたい、あんな風に泳ぎたいというのが目標だそうです。それができたら背泳ぎや、平泳ぎにも挑戦したいとのこと。

また、これから先、ずっと水泳を続ける為に、思い切って膝の手術を決心。手術後はしばらくお休みになりますが、リハビリを頑張ってまた

泳ぎたいので、その時にはよろしくお願いしますとのことでした。

 

《担当コーチより》

私自身、今まで多くの方の泳法指導に携わってきましたが、Iさんはその中でも最高齢の方です。

Iさんは、プールに入るのは、人生初。顔をつけることはできていましたので、最初は力を抜いて浮くことからスタートし、徐々に手を回す練習を入れていきました。ご本人の頑張りもあって、12月21日クロールで25m泳げるようになられました。

クロールは、左右交互に手を回すので、バランスを取る能力が特に重要です。最初は、バランスがなかなか取れず手を回すことができない状態でしたが、続けることでバランス力が上がってきて上手に回せるようになりました。25m達成まで、基本的な指導方法は他の方と変わりませんが、体調・表情・息使いなどに特に気を付けながら進めていきました。昨年の6月よりも格段に体力がついて、休憩も短くなり、体を操る能力やバランス力も格段に上がってきました。

 

これからも水泳を続けるため手術を決心されたとのこと、素晴らしいと思います。手術後はプールの中を歩くのは良いリハビリになりますから、また元気なお姿をみせていただけるのをお待ちしています。

最後に、25mクロール完泳時のIさんの嬉しさに溢れた表情は、今でもはっきり私の脳裏に焼き付いています。体調に不安がありながらも、しっかりと目標を持って新しい事にチャレンジされたのには尊敬の念を感じます。今回、心から喜ばれる姿に私自身、とても嬉しく、お手伝いできて本当に良かったと実感しました。

競泳・泳法主任 河村 浩道

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