自我の芽が伸びているこの時期にソレダメ!見守るって意外と大変
自我が芽生え、イヤイヤ時期は親子ともども思うようにいかない時期ですよね。
この時期のお母さんにちょっと考えてほしいことをあげてみました。
《ケース1》『子どもにあやまらせる』
子ども同士のけんかで、自分の子が悪い立場になった時、我が子に対して『ごめんなさいしなさい!』ってやっていませんか?
何回言ってもあやまらない我が子に、あやまらせることに次第に熱が入り、あやまられる方の親子が困惑する状況…。
こんな時は、親があやまってしまえば速攻解決です。
『ごめんなさい』がすぐ言える子になって欲しい…それはどの親でも思います。どうしてすぐにあやまらないのか…考えた事ありますか?
本当は自分が悪くないのかもしれない、あやまるということがまだ理解できていない、様々な理由があると思います。
親を見て子は育つ
親があやまる姿を見せることは、子どもにとってはショックなことです。さらに、悲しい表情をしていたら、子どもも悲しい気持ちになります。それが、子どもにとって分かりやすい効果があるのです。
何回でも親があやまる行動を示せば、いずれ悪かったと思った時にあやまることができるようになると思います。
この行動は『あいさつをさせたい』という願いも一緒に叶えてくれるので、あいさつに関しても根気よく試してみてはいかがでしょうか?子どもは親の背中を見ています!
《ケース 2》『みんなできてるのに!どうしてできないの!』
この時期のお子さんは、行動のペースがそれぞれ本当に違います。他の子と比べてしまうのは、分かっていてもやってしまいがちです。
分かれ道はそこからです!『早くして!』『どうしてできないの!』という言葉は何の解決にもなりません。比べていいのは、その瞬間までの本人だけです。本人と比べると、少しの成長も喜べると思います。その少しの『できた』の積み重ねがどれだけその子の励みになることか。
自分が大好きな子に
『ダメな子』と言われ続けると、自信が持てなくなり、自己肯定感の低い子に成長します。
『どうせ自分なんて…』と思いながら生き続けるのは苦しいことです。自分大好きで、前向きな方が周りも幸せな気持ちになるし、当の本人は生きやすい人生を過ごしてくれると思います。
教室に通ってきてくれる子どもに、たくさんの自分出しをして欲しいと思います。自分出しができた一つ一つが子どもの成長です。教室では、子どもの興味に合った遊びの中から意思表示や自己主張をしてくれることをすごく期待しています。
《ケース 3》「手を出し過ぎる」
お着替え、食べる事、日常生活の中で『自分で!』と、頑なに自分でやりたがるこの時期、ついママが手を出し過ぎることありませんか?
《求められるまで手を出さない》
《求められたらすぐ助ける》
がキーワードです。ついやってあげると、自分でやろうという意識が削がれ、結局手のかかる子になりがちです。でも困ったら助けてくれるママがそばにいてくれるのは大きな安心です。
興味がある時に見守って、少しでもできた事をほめて、自分でできることを増やしてあげてはどうでしょうか?
結果、ママも楽になりますよ♪
教室でも心の中で『がんばって』って応援して、手を出してしまいそうなのを我慢しています。『自分で』『できた』の喜びを味わって欲しいからです。
子育ては親育ち
どのケースも、お母さんのある程度の我慢が必要となるでしょう。のど元まで出かかった言葉を飲み込むのは、自分が落ち着いて余裕がある時ならできますが、イライラして頭に血がのぼってる時はそうもいかないと思います。
『しまった!』と思ったら、素直にお子さんに謝ってください。または、抱き寄せてあげてください。そうすれば、自分の気持ちも収まり、愛おしい気持ちが大きくなるでしょう。
怒ってしまうのは子どもの事を思っているからこそ。長い目で我が子の成長を見守り、色々試していくのが子育て親育ちだと思います。
我が子のことで色々悩んだり考えたりしているのは、素敵なお母さんです。子育ての葛藤は親育ちをしている証拠です。
私達も子ども達からもお母さんからも日々多くを学んでいます。
なっぴ~担当コーチ 中谷 理絵
我が子のことで色々悩んだり考えたりしているのは、素敵なお母さんです。子育ての葛藤は親育ちをしている証拠です。
私達も子ども達からもお母さんからも日々多くを学んでいます。
なっぴ~担当コーチ
中谷 理絵
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