特別選手クラスに ステップアップ!

競泳クラスは、「上級強化コース」と「特別選手コース」に分かれています。競泳と言ってもピンとこない方もいらっしゃると思いますので簡単に「水泳」と「競泳」の違いについて説明したいと思います。

・「水泳」

…健康維持・増進、年齢関係なく誰にでも幅広く楽しめる運動です。

・「競泳」

…その字のごとく泳ぐことを競うスポーツです。

上級強化コースは、競泳の入り口として、基本姿勢である『けのび』から4種目の正しい姿勢をきっちり身につけていきます。

特別選手コースでは、個人別にコーチが中国大会出場・全国大会出場などの成績を約束して指導していきます。その分、より練習内容も専門的になり、泳ぐ距離も上級強化と比較すると倍以上になります。

 

特別選手クラスへは、設けられた基準タイム(日本水泳連盟12才資格級1級)を突破しなくてはなりません。

女子の場合

基準

タイム

女子(秒)
50m 100m
クロール 39.79 1.26.39
背泳ぎ 44.09 1.33.89
平泳ぎ 49.69 1.46.49
バタフライ 42.49 1.33.29
個人メドレ- 1.36.89
ちなつさんベストタイムの伸び(秒)
種目 2017.4 2017.10 伸び
50m自由形 36.93 33.32 3.61
100m自由形 1.36.32 1.13.23 23.09
50m背泳ぎ 42.71 38.01 4.61

 

※ 50m自由形は、NAPジュニア級に当てはめるとシルバー級。自由形では、2月のきららカップ標準記録突破。この半年で持久力がとても向上し,

今は200m出場に向けて練習の毎日です。

 

この基準タイムを突破して、私のクラスに上がってきた山下ちなつさん(白石小6年)をご紹介したいと思います。

山下ちなつさんは、一年生から四年生まで週一回、ジュニア学童教室に参加、五年生の4月に上級強化へ移行しました。この時は、50mクロール40秒ぐらいだったと記憶しています。そして、基準タイムを突破して今年の4月から特別選手クラスに入りました。

上級強化コースの頃と比べると泳ぐ距離は2~3倍(平均4千m)プラス陸上トレーニング。その結果、9月には目標であった中国大会(広島)へ初出場を果たしました。中国大会では、初めて大きな大会出場に大緊張。ベストタイムを更新することはできませんでしたが、次につながる貴重な経験をすることができました。

 

★どうして特別選手クラスに行こうと思ったのですか?

・もっと速く泳げるようになりたいと思ったからです。

★7月の大会で33秒32と基準タイムを突破した時の気持ちは?

・中国大会出場を目標にしていたので、とても嬉しかったです‼

★強化の時と比べて練習はどうですか?

・強化の頃に比べると、泳ぐ量は随分多いし、ドリル練習の時でも、どのように泳いだら速く泳げるのか、考えながら泳がないといけないのが大変です。

★今後の目標は?

・中国大会で決勝に残ることが次の目標です。

 

競泳部門主任 河村浩道

 

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