7月16日 待ちに待った宿泊イベント
油谷青少年自然の家に出発するNAP御一行。保護者様お見送りの中元気に向かいました。2台のバスに分かれてもお喋りは止まりません。おやつ交換やトランプで婆抜きが始まりました。自由な皆さん。『まだ着かない。』と話している間に到着しました
4月から国際交流を始めました。
今回はもっと活発な意見交換を促したくて、留学生に英語で話しかけたらシール二枚、日本語で話しかけたらシール一枚配布。ナップコーチから誉められる事をしたら付箋一配布することにしました。
シールと付箋の合計点が一番高い人に『国際交流賞』各留学生がインパクトに残った子へ『アンソニー先生賞』『ハー先生賞』を用意しました。栄冠は誰の手に?
海が楽しみ♪
ご飯を食べてから海で遊びます。波と戯れた後、水風船を投げ合います。『顔と頭は狙わないルール』を皆で決め、誰彼構わずひたすら投げてぶつけるお子さん達。その後は海へダイブ。花火と自由時間も存分に楽しみました。
元気ッズは群れ遊び(※リーダー不在でも自分たちでルールを決め取り組む。ミニチュアの社会を経験します。)を重要視しあれもしたい、これもしたい好奇心を潰さずに自己表現できる機会を作ります。 |
シーカヤック当日
17日、曇りはしていましたが決行。徐々に暑く日も高くなって来ました。
高学年は伊上海浜公園にてオールの持ち方、回し方、右や左への旋回方法、止まり方などを習います。そのまま海へ。皆で島を目指して進みたかったのですが、上手く思う方向に行きません。そのうち左右へ旋回を自由自在に。ガイドさんから教わってない方法も。自然と波と一体化していました。
大切な事は自分達の力で頑張る事。岩がむき出しの島に着けば牡蠣を発見。泳いで行くには遠い島もシーカヤックだからこそたどり着け、いつもとは違う視点から景色を堪能することができました。一度休憩に岸に戻っても再びチャレンジしてくれた子は思い通りの操縦で自分の力で進む楽しさを発見してくれました。手をぶつけたり、皮が剥けたりトラブルを乗り越えて島へ到着した子も言葉にならない達成感を得る事ができたはずです。
低学年は追い風もあり順調に漕ぎ出でて、岸壁の洞窟が見えてきました。「入ってみた~い!」洞窟の中に入って行ったらすぐに怖くなって「もう出る~」子ども達は楽しそうにオールをこいでいます。
力を合わせて「右、左、右、左」かけ声に合わせて頑張りました。今回は大人も子供もシーカヤックに初挑戦。シーカヤックに夢中になった後はタコの死骸を発見。これは珍しいタコだったそうで。オールで上手に引き上げて見せてくれました。来年もしたい!との声に嬉しく思いました。
お弁当を食べて帰ろう
景色の良い伊上海浜公園で休憩。アスレチックで遊んだ後は山口に向かいます。
皆は心に決めた目標をクリアできただろうか、不測の事態も上手く乗り越えただろうか。今回のイベントにおいて率直な感想を折り紙に書いてもらいました。
シール得点王は…。16枚集めた、まさはるくんが国際交流賞。アンソニー先生賞はシーカヤック大健闘のこうちゃん。ハー先生賞はももなさん。英語で話しかけてくれて嬉しかったそうです。
生きた国際交流への願い
今回導入したシールと付箋の配布は数を競う事も視野に入れていましたが、元気ッズの目的は日本独自の『島国スピリッツ脱却』を目指した人材育成への取り組みの一つです。
4、5月より比べて会う回数が増えたせいか、積極的に留学生に話しかけてくれました。私の目から見て以前より会話量が確実に増えました。
日本語でも良いのです。『この人ともっと話をしたい』と思って欲しい。分かり合いたいと思って欲しい。その先に英会話を初めとする外国語の取得と世界に通用するグローバルな人材への道のりが見えてくると思います。
私の周囲にはたまたま留学経験した親族や友人が多く、今まで沢山のエピソードを耳にして来ました。私の知らない世界と経験したからこそ出てきた血の通った言葉に息を吹き込んだ体験談。その生温かい会話の中に日頃見聞きしない感覚や視点が沢山あり、私の感性に宿っています。
私は『こうしたい、ああしたい』を形にできる仕事に携わり感謝をすると共にお子さん達を預かる重みを感じつつ、伝えたい事、経験して欲しいことがまだまだあります。
元気ッズは今後も多彩な取り組みと多国籍の環境で人材育成に取り組みます。イベントをするほど、したい事、目的別の泳力の必要性にも気付き習得を促して世界のどこへ行っても胸を張れる大人になって欲しいと考えております。
だから、総合学習なのです
野外活動、自然体験、社会のミニチュア体験もすればするほどお子さん達に様々な感情や思考をもたらします。知識と合わせた経験が知恵になる、それがお金や時間にかえる事のできない『教育』だと信じ取り組んでいます。
社長のお言葉を借りれば『NAPは泳力において日本一を育てるノウハウは持っている。ではなぜこの取組をしているか』に繋がっています。将来生活費を稼ぐだけの為に学習するのは勿体無い。平凡に生きてきた私をすぐにでも追い越してほしいと願っております。
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