厳しさの先にある競泳の喜び・楽しさとは!?

前回まで、競泳の厳しさを中心に書いてきましたが、今回はなぜこんなきついことを続けるのかを書いていきたいと思います。

私自身、水泳を始めて今年で30年が経ちました。その間に競泳の厳しい面・楽しい面をたくさん実際に体験してきました。

今でも、年数回県内のマスターズ大会にも参加をしています。常にベストを狙うのですが、あまり練習をしないのでやっぱりタイムはそこそこです・・・。

 

  • 最大の喜び ベスト更新

競泳の一番の喜びといえばやはり自己ベストタイム更新!です。日頃の苦しい練習が報われる時です。

皆さんのご記憶にもあると思いますが、バルセロナ五輪での北島康介

選手の 「ちょー気持ちいい!」

この一言にすべて集約されています。

泳力レベルが高くなるほど自己ベストはなかなか更新することができませんが、泳力レベルに限らず自己ベスト更新というものは、選手本人はもちろんのこと家族・コーチもとても嬉しいものです。

 

  • 各地の大会に参加

タイムが向上し標準タイムを突破できるようになってくると、県外で行われる大会に出場できるようになります。中国地方だけでなく全国大会となると全国各地で開催されます。

日本選手権やジュニアオリンピックの全国大会は、東京で開催される事が多いですが、全国中学選手権やインターハイ・国体は各県が持ち回りとなるため、過去には、今年は北海道、来年は沖縄ということもありました。

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  • 全国の選手と交流

NAPでも他クラブとの合宿を積極的に行います。今年のお盆は光市のスポーツ交流村で徳山・広島のチームと合同で、約80名の合宿を行います。他クラブと一緒に練習することで、NAPでは得ることのできない刺激を受け、各自が強化されることが目的です。

他にも他クラブとの選手同士はもちろんのことコーチ同士の親睦を深めることも大きな目的になります。私自身も経験がありますが、練習はもちろん、寝食を共にすることによって一気に距離を縮めることができます。そうすることによって大会で友達に会う楽しさも生まれてきます。

選手だけでなく、私自身、親睦以外に他のコーチが日頃どういう練習をしているのかを目にすることができ、貴重な経験を得る事ができます。

 

  • 視野を広げて

選手・コーチ共に言えることですが、自分の殻に閉じこもってしまうと視野が狭くなり、自分自身の成長を止めてしまう要因になることもあります。NAPという狭い範囲でなく、合宿や大会等で多くの経験を積む為に外にどんどん出ていくことで自分の世界を広げることができます。

日頃の練習によって今までできなかったことができるようになることも自分の成長を感じることのできる貴重な経験になります。

日頃の練習は確かに楽ではありませんが、その先には乗り越えることのできた人にしか味わうことの出来ない大きな喜びや楽しさが待っています。私自身、その喜びや楽しさを知っているからこそ、水泳を未だに続けていますし、これからも、さらに多くの人たちに伝えていきたいと思います。

競泳部門主任 河村浩道

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