お母さんといっしょ 1才~ がぁがぁくらぶ

親子のふれ合いで安心の基盤をつくる

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お母さんとの関係から始まる人生の第一歩

子どもの成長を、目先の成長ではなく、長い目で見ていこうというのがNAP流の考え方です。体の成長やできるようになったことも成長で、とっても嬉しいことです。

更に長い目で見れば、将来大きくなってもたくましく生きる力は、生まれてからの心の成長の段階をしっかり踏まえていくことが必要だと考えています。

その考え方がNAP流子育て論です。その第一段階『お母さんとの基本的信頼関係の構築』をご紹介します。

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NAP流子育て論より

『愛着と安全基地』の始まり

生後1年間の時期に、人は生きていくことに必要な基本的な『自己信頼感』を育てます。自己信頼感は、自分を信じられる心ですが、それは信頼できる人がこの世にいるかどうかということです。

自分が生まれてきたことを肯定し喜んでくれる、何があっても見捨てずお世話をしてくれる人がいれば、希望を感じることができるのではないでしょうか。

お母さんは、生まれた我が子のお世話を、24時間体制でおこないます。大変だけど、可愛さの方が上回っている・・・母親は赤ちゃんを自分のことのように大切に思い、無条件に愛します。そんな献身的な愛が、自分はこの世に生きる価値がある、自分を信じられる感覚になります。

 

『愛着と安全基地』はまだまだ続く

しかし、次第に条件が付き始めます。『お片付けしよう』『トイレトレーニングしよう』『それはダメ』などです。

でもここで、慌てないで欲しいのです。目先の成長ではなくて、長い目で見たらどうでしょう。

上手くできなくても良い…条件付きではなく、子どもの存在そのものを愛する人がいるということが、子どもの『基本的信頼感』を養っていきます。ですから、『存在そのものを愛する』ということは、生後1年間だけでなく、幼児期になっても児童期になっても大切なことであると言えます。

 

安全基地(お母さん)から新しい出来事への体験

赤ちゃんは、体が成長するにつれて、新しい出来事が待っています。成長は経験や体験の積み重ねと言えるかもしれません。新しい出来事は、恐れや不安を引き起こすと同時に、好奇心や興味をかきたてられます。

まずは、お母さんのそばで探索行動を始めます。お母さんは安全基地です。

つまり、母親や保護者が安全基地であると信頼できれば、安心して探索行動ができますし、すぐにいなくなってしまうのではないかという不安があれば、安心して探索行動に移れない場合もあります。

長い目で見れば、いつでも安全基地のお母さんや保護者のいる環境で経験や体験の積み重ねが出来ることが望ましいのです。

 

受け容れの方法を援助したい

子どもが安心して新しい事物や人とかかわっていける基礎を作るために大切な親子遊びを援助していくのが、がぁがぁくらぶの親子ふれあい遊びのプログラムです。

ここでは文字通り「親と子の遊び」が基本形。この遊びを通して子どもは「受け容れられている」という基本的信頼感を獲得します。さらに、お母さんのそばで、いろんな出来事に出会い、探求していく経験をしてもらおうという教室です。

解説:子ども初級チーフ 蔵本 信江

 

【見守るは見るだけではない、何かあった時は守るために、見守っているのです。

そんな見守りがあるから子どもは安心して成長できるのでしょうね。】

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