スイミ~くらぶは、物語遊びの中で自分表現を楽しみます。豊かな発想と創造で遊びます。この時、個性(お友達)との共感や時にはぶつかり合いがあります。どちらかというとお友達との関わりに移って行く時期なので、コーチが群れの仲間となり、個性を尊重してあげるということがスイミ~くらぶでの『甘え』です。個性を尊重していると、『お互いに個性を尊重し合える』関係が出来てきます。
その関係が仲間です。仲間で遊ぶことで、人と接し、許し合える、助け合える、協力し合える学びをしているように思います。
やんちゃ おてんばができる場所 ~受け入れてもらえる甘え~
きよくんが、スイミ~に入って約2年半が経ちました。もうすぐ1年生です。初めは、慎重でなかなかお顔をつけなかったのですが、物語り遊びが大好きでバタ足で動き回るのですから素晴らしくよく進むバタ足でした。1年前からは、潜れるようになってあっという間に泳いで、あっという間にボビングジャンプができるようになりました。
この頃、お友達が、顔つけで鼻に水が入ったと言っていたら「鼻に入ったら痛いよね~。ぼくも入っていた。」と慰めていました。そうそう、きよくんも顔付けに挑戦しては、鼻に水が入っていたなぁと懐かしく思いました。
さて、物語り遊びでは、やんちゃな面がたくさんありました。
ある日、忍者の物語り遊びをしました。忍者になったら、どんどん手裏剣に見立てたスポンジを投げ、悪役の忍者コーチに長いホースでグルグル巻き。面白い!と思ったらどんどん楽しんでいく、あきらめない感じが、頼もしくて良いと思っていました。時には、お友達と使う物を取り合ってよくバトルを繰り広げたものです。
でも最近そんな小競り合いがめっきり少なくなりました。最近の物語り遊び「バムとケロの空の旅」をした日のことです。まず絵本を読んでいる途中でいろいろとお話を始める女の子に「○○ちゃん、静かに」と優しく言っていました。おっ!お兄ちゃんらしい言い方に変わった。プールでは、バムに届いたおじいちゃんからの手紙を持って、飛行機(浮かせた赤台)にお友達と乗って、冒険の案内役になって物語りを引っ張ってくれました。成長の階段を一段上がったな~と感じた出来事でした。
やんちゃ時期、抑制させていることが多いかもしれないけど、せめてプールでは伸び伸びして思いっきり発散してほしいと思います。やんちゃを発揮できる、やんちゃを受け入れる(もちろん受けて立ちます)それがスイミ~の甘えです。その先に必ず感動ある成長を見ることができます。それが嬉しいのです。
日曜担当 蔵本 信江
きよくんのママから
NAPとの出会いは、約4年前になります。子どもが3才になった頃、幼稚園に入る前に、少しお友達との交わりを経験させておこうと、なっぴ~くらぶに入会しました。
なかなか水に慣れることができず、いつまでもプールの隅でおままごとをしている姿にもどかしさを感じていました。
今思えば、子どもなりにプール遊びの第一歩を一生懸命楽しもうと頑張っていたのでしょうが、結局、入園と同時に
いったんNAPを辞めてしまいました。
けれども、しばらくすると、
「またプールに行ってみたい」と言うようになりました。
親としても、とにかく思いっきり遊ばせてやりたいと思い、スイミ~くらぶに入りました。
大当たりでした!
初めはやはり水が苦手でしたが、今では物語に入り込み、プールの中でストレス発散しています。イキイキとした顔で大暴れしています。
とってもやんちゃで、時には意地悪したりとハラハラもしますが、お友達との関わりも上手になり、成長したなあと感じます。
一度辞めた後、あきらめずに再入会してよかったと思います。ますますパワーアップする子ども達のやんちゃを受け入れてくださって、本当にありがとうございます。
きよくんのママ