2月8日・9日、(公財)日本水泳連盟公認大会である「きららカップ2020」が開催されました。今年も世界で活躍する選手を始め、北は北海道から南は沖縄まで全国から1300名を超える選手が地元山口市きらら公園プールに集結し、オリンピック選考会さながらのレースが展開されました。
今年の出場選手では、昨年韓国・光州で行われた世界選手権200m自由形銀メダリストで日本記録保持者、松本克央選手(セントラル)、200m平泳ぎ銅メダリスト・同じく日本記録保持者、渡辺一平選手(トヨタ)を始め、平泳ぎ小関也朱篤選手(ミキハウス)、小日向一輝選手(セントラル)、女子では個人メドレー・大本理佳選手(イトマン)、自由形・佐藤綾選手(新潟医療福祉大職員)と、同大会日本代表として出場したワールドクラスの選手をはじめオリンピック代表を目指す日本のトップスイマーが出場しました。
今年のきららカップの一番の見どころは、2月9日(日)に行われた100m平泳ぎ。小関、渡辺、小日向選手とオリンピック代表を狙う日本平泳ぎ界のトップスリーの直接対決となりました。
レースはスタートからほぼ3人の競り合いとなり、同種目日本記録保持者である小関選手が先行する展開。結果はラスト10mで追い込んだ小日向選手が二人を交わし優勝。記録は1分0秒25とオリンピック派遣標準記録59秒21には届かなかったものの、3人の駆け引き等、オリンピック選考会を前提としたレース展開でした。
コロナウイルスの感染拡大で結果的にはオリンピックが一年延期、代表選考会も中止となってしまいましたが、視点を変えれば、世界を目前にした選手達のレースを来年も見ることができますね。
「世界を山口で!」
今から楽しみですね。
レポート:代表取締役 中村光宏
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