水を軸にできることの提供　野外水中活動体験教室

元気ッズで得られる泳力

『元気ッズで泳げるようになりますか？』と聞かれたことがありました。『しっかり泳力は身につきます。』とお答えしました。

元気ッズは４泳法の習得だけではなく、川や海で安全確認をしながら立ち泳ぎや横泳ぎ、ヘッドアップクロール、あお向けで泳ぐイカ泳ぎをします。更に、シンクロや水球の必要な泳ぎも学びます。

このように様々な泳ぎを試し挑戦すること、緩やかな空間と時間、コーチの指示ばかりではなく自分達で考えてできる環境があればこそ『自分で試してみる力』に繋がっています。

例えば、水が足に当たる感覚がつかめたら速く泳げるヒントを見つけた事になります。自分が編み出した、ひらめいたとなれば泳ぐ集中力が増してきます。本人が早く泳ぐことに目覚めた時の “後伸び”が良いです。

その結果６年生では、自由形25ｍ16秒台のお子さんや17秒台がベストタイムのお子さんがいます。

また、美祢市内小学校対抗の水泳記録会にて自由形５位のお子さんや、飛び込みが苦手でジュニアＣ級記録会に背泳ぎで挑み、大会新記録を出したお子さんもいます。

更にアウトドアの継続活動は甘くはありません。海や川の流れの中で泳ぎ続けることはかなりの体力と持久力が必要です。泳げることが必要なので、プール練習では高学年について低学年が精一杯頑張っているのです。楽しくとも楽ではないと思います。

週に一度の教室でこの成果が出ている子ども達を誇りに思います。

協働能力のはぐくみも

元気ッズは“楽しさファースト”と言っても過言でありませんし、　“群れ遊びを強調”した組み立てが『元気ッズは泳げない疑惑』を招いた可能性があります。

“群れ遊び”は異年齢が集団で遊ぶことだけではありません。リーダー格に引っ張られる形で自分達のルールを作り、管理者不在の中で活動することなのです。

コーチは安全管理をしつつ、群れの一員に徹します。『これやって』の指示を言う方がコーチも楽なのですがそうはしません。大人にとやかく言われない環境で自分の知る限りのことをぶつけられる機会を提供し続けます。

指示なく的確な動きができれば日常生活でも自分の言動に自信を持てる裏付けとなることを期待しています。他者との協働の中で得られる知識やマナーの繋ぎ合わせは小学生同士だからこそ必要だと考えます。

フィールドワークは筋力アップのチャンス

元気ッズは山口県内各地でイベント活動している為、ＮＡＰ会員の方とお会いすることもあります。

『外国の方と一緒でしたねー。』『今日は家族で来ています。』等々、お声掛け有難うございます。

そう、ご家族と来ても楽しいオススメの場所でもイベントを行っております。

 
しかし、元気ッズのイベントではご家族で来る以上に身体を動かし、冒険をしています。小学生同士の仲間がいるからこそ活動が広がり、最後まで頑張れます。重力のある場所では体力アップ、筋力アップにも繋がります。夏季になると、様々な水中競技講習やイベントを取り入れて小学生の才能の可能性を探り、広げています。
ご家族と行った時以上に体力を消耗する促しができ、仲間と同じ協同体験をすることで信頼関係を強固にしています。

未来に向かっての授業展開

元気ッズは10年先を見据えたナップオリジナルの取り組みをしています。ただ、10年先取りした教室でも有り難いことに賛同の反応がありました。この賛同の反応に私はできる限り応えていきたいと考えています。『小学生にダイビング？贅沢？早い？』との声も聞きますが、私は早い経験に損はないと考えます。
親やコーチとしての役割はいかに子どもの視野を広げるかだと思っています。元気ッズの活動が、将来に繋がってほしいなと思っています。だからコーチとしてこの仕事は楽しいですし責任重大なのです。

試行錯誤して深い学びにつなげよう

自由度が高く、考えながら体験をする為、小学生のインプット量を増やす知的栄養となるはずです。私は知的栄養と一日３食の栄養が地頭力となると信じています。思慮深く心身ともに健康なお子さんの成長を願うなら元気ッズが一番良いと自信を持って勧めています。
元気ッズで知的栄養を補給し生きる逞しさと泳力を兼ね備える人材育成に力を注いでいます。

元気ッズのゴール

私自身、私生活では保護者です。ですから、小学生の皆さんに望むことは保護者としての願いです。その人がその人らしく生きる為に元気ッズで何ができるだろうかと考えながら取り組んでいます。

元気ッズが、あなたの視界に入り、あなたの人生の一瞬に関わった以上、『得になるチャンス』と感じてもらえる教室にしたいと思います。ナップで良かった、元気ッズで良かったと何度も振り返ってもらえることが元気ッズのゴールです。
中学生という多忙さにぶつかったからと辞めないで、続けられる居場所でありたいです。
野外・水中活動教室《元気ッズクラブ》　教室責任者　中村　めぐみ