どうして親離れ子離れ教室なの?
なっぴ~くらぶは別名親離れ子離れ教室と言います。なぜかというと…
セルフコントロールの形成時期
この時期は、安心できる環境で、ひとりで取り組む遊びが好きです。
ひとりで集中して遊ぶことを通じて『自分でできる』という土台が築かれています。そこには『自分はできる』『やってみよう』という『意志』があるのですが…
この『やってみる』ことが、自己を整えるセルフコントロールの形成となります。
先日、しつけに関する新聞記事を読みました。親からの一方的なしつけは『子が他律的に』という記事でした。
『しつけ』の語源は『習気(じっけ)』と言い、習慣化するという意味です。
※他律的とは、自分の意志ではなく、他人の意志で動くという意味です。親の価値観で一方的に子どもをしつけている場合、子どもは他律的になっているかもしれません。しつけとは、習慣になるということです。親をまねてやってみて習慣化します。
自分でやってみて習慣化する
自分の力で色々やってみて、どうしたらできるのかな、じぶんでやることを繰り返して習慣化します。
だから、繰り返し待つことが大事。自分でやってみることを見守って待つことを大切にし、援助を求めてきたら、そっと手を差し伸べながら自分でする経験を積み重ねることがしつけといえます。
『言っても聞かない子に教えるのが親の役目』という考えがありますが、それは子どもの行動を親がコントロールすることになります。
しつけの体罰は、しつけを壊していることになるそうです。確かに、体罰は暴力性があるので、人間関係が上手くいかなくなるのは明白です。
自分でやりたい時にやりたいよね
『やらされる』と、自分で『やる』は、同じ『できる』結果になったとしても、本人の気持ちが全然ちがいます。
どちらが嬉しいでしょう。どっちが自分の意志を出したことになるでしょう。
意志の育まれるこの時期に『自分でやる』ことが、大人が考えるよりずっと楽しい事なのかもしれません。だから『自分で』って言っているのでしょうね。
自分の意思を出せる子に
だから教室では『待つ』を大切に考えます。自分でする時を待つ。教えてあげた事がいっぱいあるとしても先走ってしまわないように待つ。
そうすれば、自分の意志を出せる子になります。意志を内に秘める子になっては、気付いてあげられなくなります。言ってくれれば分かり合えることがたくさんあります。
両足ジャンプができたら色々やってみた~~~い!
両足ジャンプができるようになれば、子どもは何でもできると思います。大人の真似やお友達の楽しそうなことを真似して自分でやってみたくなります。
そんな子ども達に、色々な経験を広げてあげたいと私達は思います。
自分でやる『できた』の経験は、興味や初めてのことがいっぱいです。貴重な体験の宝物がいっぱいです。
そんな探索作業も安全基地のお母さんが必要な時期です。お母さんに見守られながら自分でする体験を…
プールでは、代理母にバトンタッチしていただいて優しいママコーチが子どもの意志を受け入れます。だから、なっぴ~くらぶがあります。プレイングルーム活動はお母さんと一緒です。この時間はプールへいく心の準備時間です。
そして、お母さんはギャラリーで見守ってくれています。いつでもかけつけられる距離です。
つまり、『お母さんと離れすぎず近すぎずの環境』と『いろいろ自分でできる環境』があるから、親離れ子離れ教室という所以なのです。
現場のコーチより
私達は、コーチである前にお母さんの代わりです。お母さんほど近すぎない距離感で、日々子ども達を見守っています。お着替えの場面で、慣れてくると当然のように、『できない~~』と甘えてくる子がいますが、時間がかかってもひとりでできた!で終わるようにしています。そんな子が毎週できることが増えているとお家でもがんばっているんだなと嬉しくなります。今のなっぴ~さんの大半のお子さんは、ささっとお着替えができます。
ここで、コーチ間で暗黙のお約束があります。『一度着た服はそのままで』です。どういうことかと言いますと、裏返しや前後ろ逆に着ても、自分で着たことを褒め、あえて間違えを指摘しないということです(パンツはやり直しますが)。間違えて着てしまったお子さんは、『自分で頑張って着たんですよ』とお母さんにお伝えしています。
なっぴ~コーチ なかや りえ
先日、しつけに関する新聞記事を読みました。親からの一方的なしつけは『子が他律的に』という記事でした。
『しつけ』の語源は『習気(じっけ)』と言い、習慣化するという意味です。
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