子育てヒントの茶話会報告 6ヵ月~ がぁがぁくらぶ

優しいお母さんになれるヒントがありました。

 

『優しいお母さんになれる子育てヒント』の著者である樋口邦彦をご存知ですか?

入会した時に、『行動の記録』を書かれた方もおられると思いますが、それを考えられたのも樋口先生です。『行動の記録』を見て、私達が会員さんと仲良くなる方法の参考にしています。

 

講師 樋口邦彦

滋賀県甲賀市在住

経営コンサルタント・子育てアドバイザー

幼稚園、保育園、学校、子育てサークル等での講演活動など全国的に活躍。

主な著書:「やさしいお母さんになれる子育てヒント」「子どものこころ大人のこころ」など

 

今回は、がぁがぁくらぶで開いた茶話会に樋口先生をお招きした時のお話をお伝えします。

たくさんの子育てヒントのお話が飛び出しましたので、ご紹介します。

♣≪お母さん≫

『子どもが携帯ばかり触りたがります』

 

♤【ひぐち先生】

『子どもは真似をします。

お母さんの真似をします。

お母さんの携帯を触る様子を見ていたら自分もしたくなります。』

『本を読んでほしいと思えば

お母さんが楽しそうに本を読めばいいんです。』

『子どもは親に似ているよ。』

 

♣≪お母さん≫

『本当だ。そっくりだわ。』

『しつけはした方がいい?』

 

♤【ひぐち先生】

『してほしいことを言ってもいいけど、10歳ころまでは子どもは大人のいうことを良くわかっていないと思った方がいいよ。どうしてわからないの?と怒ってばかりいると、お母さんに屈服してしまうからね。』

 

♣≪お母さん≫

『じゃぁおとなしい子は心配?』

 

♤【ひぐち先生】

『お母さんがいくら言っても屈服してない子はいい。

でも、分かっていないことをいくら怒っても仕方がない。怒らない方がいいと思うけどね。』

 

『屈服し続けていると13歳以降に爆発して事件の主人公になることがあるよ。』

『10才までは力もないので大きな事件にはならないけど、身体が大きくなり力がつけば事件になってしまうからね。』

 

♢【コーチ】

『そういえば事件を起こす子は、おとなしくて良い子ですよね。』

 

♤【ひぐち先生】

『子どもの時は、親とぶつかって喧嘩してたりした方が自然です。』

 

『ほめるのも上の立場からほめられても嬉しくないよ。

子どもができたらお母さん嬉しい。

お母さんのいうことを聞いてくれたらありがとうと言う方がいいよ。

子どもはその方が分かりやすくてまたお母さんが喜んでくれると思って嬉しくてやってくれる。

お母さんもそうでしょう?やって当然みたいに言われても嬉しくないでしょう。やって喜んでくれたら良かったとなるでしょう。』

 

ひぐち先生、話に熱が入り始めて

『しつけは広い意味でのしつけと狭いしつけがあるんです。広い意味でのしつけは親の真似で、やってほしいように振る舞えばいい。狭いしつけは、お願いしてやってくれたらありがとうだよ。』

 

『もし、こうしないとダメでしょ!ああしないとこうなるでしょ!としつけていたら、お友だちにも真似して言うようになるでしょう。すると仲良くできなくなる。

仲良くしてほしいなと思ったら 夫婦で仲良くするのが一番良いよ 真似をするから』

 

◆≪みなさん≫

『・・・・』

 

♤【ひぐち先生】

『良いご主人かそうでないか、 どう考えたらいいかわかる?』

 

◆≪みなさん≫

『・・・・』

 

♤【ひぐち先生】

『心配しなくて良い生活費を渡してくれたら50点。奥さんと自分のお母さんがいて奥さんの味方をしてくれたら50点。それで、合わせて100点!』

『男の人は育児も家事もどんなにしても奥さんにはかなわないので、楽しいことではないと思った方がいい。苦手なんだよ。やってくれていたら、1000点くらいだよ。良いご主人だよ。』

 

♤【ひぐち先生】

『あなた達だって、実家に行くときは「お婆ちゃん家」電話も「おかあさんは?」でしょ?お父さんはついででしょ?』『男の育児参加もいいけど、子どもはお母さんが1番だと思っていた方がいいよ。寝る時はお母さんが良いでしょ。』

 

みなさん つい、うなずく

 

育児の大変さを夫に伝える方法のお話が続きました。

 

樋口先生の優しいお母さんになれる子育てヒントの会は、毎月1回開催しています。いかがですか?

 

目次

育児を喜べる心に

育児に追われる時期は外出する機会も減り、子どもと向き合う日々の中だけになってしまうので、社会から隔離されたように感じてしまいます。また、さまざまな情報が溢れている現在では、正しい答えがあるような気がして、反ってどうしたらいいのか分からなくなることもあります。

子育てヒントのお話では、お母さんの素朴な疑問にアドバイスしていただけました。私も初めてお話を聞いた時、大人目線で子どもに接していたことに気づかされ、目線を低くして子どもにわかりやすい言葉で、寄り添った子育てをしていくヒントになりました。

日頃はゆっくりお話を聞く時間のないお母さんも教室ではこのようなお話を聞けます。お母さんの育児不安が少しでも解消されて、育児を喜べる心を感じてもらえる場所になればと思います。

親子ふれあい教室 責任者 田辺和恵

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