山口市出身の世界的アスリートと言えば、石川佳純選手とプロサッカー選手として海外で活躍している久保裕也選手ですね。その久保選手がFIFAワールドカップロシア大会最終選考前の5月23日、トレーニングのためNAPを訪れました。
久保選手は現在ベルギー一部リーグKAAヘント所属。同リーグ、プレーオフの日程もあって、代表の一次選考の27名には選ばれませんでしたが、アジア予選では常にメンバー入りし2ゴールの3アシストの活躍で日本の予選突破に貢献したことや、ベルギーリーグでは11得点と得点ランキングに名を連ねている実績が評価されていて、追加召集の可能性があったのです。
久保選手はマシンジムで主にダンベルを使ったウエイトトレーニングを行っていましたが、第一印象としては、決して大きくはないものの、シャープで「鋼(はがね)」のような身体。勿論、好青年。来館時も彼の方から「初めまして、久保です。よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶してくれました。また、プロ・アスリートのための施設・器具ではないことを伝えると「ぜんぜんOKです!使わせていただきます!」と言って約2時間、黙々とトレーニングに打ち込んでいました。
結果的に今回のロシア大会の代表には選ばれませんでしたが、その後も次のシーズンに向けてベルギーに戻る前日まで利用してくれました。
最終日に「選ばれなかったのは自分に力がなかったから。(代表に)呼ばれるために、結果を残し続けるだけです!」とそれまでの笑顔とは一転、鋭い目で語ってくれました。さすがプロ。戦いの目でしたね!
直接出会って、本当に応援したいと思えた久保選手。世界で活躍する「人間力」を感じました。次のカタールでは日本のエースとして必ずや活躍してくれるでしょう!
レポート:代表取締役 中村光宏
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