今回ご紹介するのは約20年前にNAPの会員に在籍され、マシンジムなどを中心に運動を続けられていたSさん(60代・小郡在住)。
現在は9年近く水中ウォーキング教室への参加継続中です。さらに『かなづち教室』に参加しようと思われた理由等お話を聞いてみました。
やっぱり泳げるようになりたい
20年前、マシンジムからプールが見えていたので、バイクのトレーニングをしながら年配の方々もクロールで何mも泳がれているのをよく見かけていました。
私は小、中学校で水泳の授業が無く、高校生で初めて授業を受けたのですが、もう水着を着るのが嫌な年頃で、水泳の授業そのものも苦手で。
それもあって、子ども達はスイミングに通わせて水泳を習わせたのでもう何年も経っていますが今でも泳げる様です。
子ども達の手も離れ、時間もできたのでNAPに入会したのですが、その時にはちょっとプールはハードルが高く、マシンジムで運動していました。
でも、皆さんが泳いでいるのをみていると『自分も泳ぎたいな』という気持ちが大きくなり、思い切って夜の泳法教室に申込みをしました。何人かのグループでしたが、その中には自分を含め女性が三人参加していました。
ところが、続けているうちに仕事と家事と教室の両立が段々厳しくなり、残念ではありましたが水泳を断念しました。
何年か過ぎて自分の時間に余裕が出来た頃、NAPのチラシの中に水中ウォーキングがある事を知り、これならできるかなと思い仕事は続けながら無理をしないように参加してみる事にしました。
昨年の春、仕事も辞めて自由な時間も増えたのでアクアプログラムにも参加してみました。その時に夜の泳法教室で一緒だった三人の内の一人の方に会う事ができました。
「まだ続けてるの?」とお聞きしたら「そうよ。」と、とても楽しそうでした。
実は、家にポスティングされていたチラシの中に泳法教室もありましたが、自信がなかったので躊躇していました。でも、かつて泳法教室で一緒に水泳を始めた方に会って『泳げるようになりたい』という気持ちがさらに大きくなって・・・。
そこで勇気を出して泳法教室を体験し、担当コーチと相談して『かなづち教室』への参加を決めました。初めはどうなる事かと不安でしたが
実際に教わってみたら、泳法教室と違い個別指導で自分のペースに合わせて教えてもらえるのでとても良いですね。
肩・腰が楽に
姿勢が右に傾いていると言われたことがあるのですが、水泳は全身を使っているので今は改善されたのではないかと思っています。肩のツッパリや腰の重さも随分よくなりました。『かなづち教室』と水中ウォーキングで週に二回の運動で体力も少しはついたかと思います。
河村・最初に比べると今は泳ぐのにも力が抜け、腕を回すので血行も良くなり肩こりも解消されてきているのだと思いますし、水泳は全身運動ですから体力も付いてきます。
やれるかなと思えるように
目標があれば『やれるかな』と思えるようになりました。プールを見たら自分より年配の方が泳がれているし、何歳からでもやる気さえあれば出来るようになるのだなと思えるようになりました。思えば、50代の時にできなかったことが今は出来ていますから、『やればできる』と自信がついたような気がします。
河村・7月15日の練習で足ひれを付けたクロールで25m完泳出来ました!25m完泳を目標として地道に継続してきたSさんの頑張りの賜物ですね。
同じ目的を持つ仲間と
仕事を辞めて時間が出来た時、家で運動しようかと思い道具を準備したけれどなかなか続きませんでした。NAPとかに出かけてみんなと運動する方が続きますね。いろいろと話をする仲間がいるのが良いのでしょうね。
子どもの頃、水泳の授業がなくてちゃんと教えてもらえませんでした。今はやっと25m泳げるようになったばかりですが、皆さんのように折り返して泳げるようになりたいです。先は長いですけど・・・。
最初の泳法教室で一緒に始めた方も同年代。そのまま継続され四泳法は勿論のこと、マスターズ大会にも出られているとのこと。続けることって大切ですね。
自分は教室で言われることも頭ではわかっていても身体が思うように動いてくれなくて・・・。でも、もっと泳げるようになったら皆さんのように、毎日でも泳ぎたいと思えるようになるのでしょうね。
河村・最初から上手く泳げる人はいません。皆さん、ずっと継続して同じことを繰り返し練習して現在に至っておられます。個人差はありますが技術を身に付ける時間は、泳ぐ回数、何を気を付けて泳いでいるかを意識する事でも違ってきます。
また、自分の経験から言っても、続ける事が一番です。続けていると最初はきつくて苦しかったことも徐々に楽になってきます。もし泳がない期間が空くと泳ぎ方を忘れてしまいますから。
Sさんがおっしゃるように、毎日プールで泳いでいる皆さんは本当にお元気で、よくおしゃべりし、よく泳いでおられます。『上手に泳ぎたい』という同じ目的を持つ仲間同士。お互いの泳ぎをチェックし合ったりして、毎日水泳談議に花を咲かせておられます。一緒に泳ぐのが励みであり、NAPに泳ぎに来られる事と仲間に会う事が同じなのだと思います
『泳げるようになりたい』と思われている方はまず相談だけでも大丈夫。必ず泳げるようになります。
かなづち教室担当 河村 浩道
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