初めて水泳を始める ~基本編~

小学校・中学校と学校体育では水泳の授業が行われています。しかし、高校以降では、行う学校・行わない学校があり、社会に出てからは機会がない限り、泳ぐことはあまりないと思います。年配の方では、子どもの頃に海や川で泳いだ経験はあっても、水泳を習った経験はほとんどないのではないでしょうか。

現在、NAPには、成人の方、向けに集団教室の「泳法教室」や個人教室の「かなづち教室」「息継ぎクロール教室」「パーソナルレッスン」があります。

特に個別教室は、年配の方の参加も多く、お話を聞いてみると「昔から泳ぐことにあこがれがあった」「最初は、プールを歩くだけだったが周りで上手に泳げる方を見ていて自分も泳いでみたくなった」などのお声がありました。

中には、初め顏浸けができない方もいらっしゃいました。

そして、個別教室ではほとんどの方が息継ぎクロール25mを達成され、その後泳法教室やマスターズ水泳大会に参加して、水泳を楽しんでいらっしゃいます。

泳げるようになりたいと思いながらも、中々ハードルが高いと思われている方もいらっしゃるので、一人でもできる練習方法を段階的に紹介していこうと思います。

目次

《顔・頭付け~息止め》

全身を水に浸けて行うので、頭まで潜り息を止めることが必要です。目標としては10秒以上息を止められるようにしましょう。その際、力が入ってしまうと長く息を止めることができません。

《浮く》

次の段階として、プールの底から足を離して水面にまっすぐに浮きます。水面に浮くために次の2つのポイントに気を付けて挑戦してみてください。

《浮いた状態から立つ》

水中は浮力が働き、さらに水の抵抗の影響で、陸上と同じように足を前に踏み出して立とうとすると、うまく立つことが出来ません。この立ち方がスムーズにできるようになると、水泳を始めたばかりの方でも、壁から離れて一人で安心して練習をすることができます。

 

①手足を引き付ける

水面に浮いた状態から膝を揃えてしっかりと曲げながら手足を胸の下あたりまで引き付けていきます。

②プールの底に両足をつける  

片足だけだと足が滑ることがあるので必ず両足を底に付けるようにしましょう。

③頭を上げる

足が底につく前に頭を上げようとすると沈んでしまうので、足がついたのを確認してから頭を水上へ上げるようにしましょう。

 

浮力の影響でバランスが取りにくく、なかなかスムーズに立ちにくいと思います。不安な方は、壁やコースロープの真横で、すぐにつかまることのできる状態で行うと安心できす。立つことがスムーズにできるようになると安全に泳ぎの練習ができるようになります。

 

今回、紹介した内容を一つずつ自分のペースで繰り返して行い、スムーズにできるようにしていきましょう。特に立ち方はとても重要になってきます。

 

次回は、バタ足~息継ぎなしクロール(ノーブレクロー)を紹介します。

泳法部門主任  河村 浩道

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