子どもの自主的な活動を応援したい 野外水中活動体験教室 元気ッズクラブ

6月のカヌー体験報告 あぶ川でカヌーをしました。

元気ッズは毎年あぶ川に行って、カヌーをしています。毎年行っているので、3年目になると思うように漕いで、自由に楽しむことができます。

カヌー体験の日が近づいてくると教室では、浮き島に乗ってパドルを使って漕ぎます。パドルはシングルとダブルがあります。元気ッズは、ダブルパドルを使います。右左右左…と漕ぎます。

 

目次

初めてのカヌー体験

小学1年生もプールでパドルを使ったので、川でカヌーに乗るのを楽しみにしていました。初めてカヌーに乗る場所はとても流れが緩やかです。

その場所でずっと漕いでいる1年生のお子さんがいました。できるのが楽しかったのでしょう。子どもは面白いと思ったことは集中して取り組めます。そんな楽しいこと、面白いと思ってくれる水中活動体験を年中体験してもらいたいと考えています。カヌーを指導してくださる先生方も感心されていました。

 

競技用カヌーコース体験

上級生は上流に行って競技用の川でカヌーに挑戦しました。上流に行くには流れに逆らって漕がなくてはいけません。力とバランスが必要で、しかもパドル使いがうまくないと行けません。

たどり着いたお子さんは流れのある中でカヌーを漕ぎます。新たな挑戦でした。

感想は『すごく楽しかった』そうです。ちょっと難しいことにチャレンジしてできたときは嬉しいものです。10才ごろから特に育まれていく有能感を味わえたようです。

毎年行っているイベントも、前年よりもチャレンジできる内容をと考えています。子どもたちもチャレンジしたいという気持ちがあるので、そこを引き出して新たな体験をしていくことを大切にしています。

競技用のコースで頑張ったお子さんは、オリンピックバッチがもらえました。

 

7月のシュノーケリング体験青海島に行っています。

元気ッズクラブでは、アウトドアでできる様々なスポーツや競技に取り組んでいますが、その中でも開設から十数年、毎年取り組んでいるのがシュノーケリングです。シュノーケリングをめぐってはこれまでも数多くのドラマが生まれました。

 

シュノーケリングは難しい

シュノーケリングがやりたいと喜び勇んで元気ッズに入ってくれたA君。ところが、いきなり挫折。『潜ったらマスク内にすぐ水が入る』『パイプの水を吹き出せずに飲んでしまう』など、誰もが陥る壁です。

そんなA君に、コーチが『見ててごらん』と、水中で仰向けの姿勢でマスクを外し、口の中の空気を一気にマスクの中に吹き出し、マスク内を空気で満たすとすかさずマスクを装着!『すごーい!』と、A君はやる気を取り戻してくれました。

コーチのやったテクニックは真似できませんが、水中で仰向けになって空気を吹き出すバブルリング(エアーリング)作りは、シュノーケリングの人気定番メニューです。

 

スキューバダイビングに挑戦!

6年生になると青海島で、プロダイバーの指導の下でスキューバダイビング体験をします。

去年までスキューバダイビングをする先輩をうらやましそうに見ていたB君。いざ挑戦してみると、シュノーケリングでは味わえない深い海での観察ができ、普段は感情を素直に言葉に出さないのに『すげー』を連発していました!

今年の6年生は3人です。6月にNAPのプールで酸素ボンベで息をしながら水中を進む講習を受けました。講師の先生が『さすが、毎年シュノーケリングをしているのでとても上手です。』とほめておられました。

子どもから子どもへ受け継がれる

小さい頃から水中に潜るのが大好きで、お魚当てクイズなどすると喜び勇んで参加していたCちゃん。

海や川でのイベントにはほぼ欠かさず出席してくれていました。そんなCちゃんも高学年になると他の習い事など選択肢が出てきて、いろいろ悩んだ末、ダイビングができる6年生の夏までは続けようと決心してくれました。

そうと決まると、シュノーケルを使った練習に熱が入ります。低学年に対し見本を見せてくれることも…このような世代間継承が自然にできるのが元気ッズクラブの特徴なのかな、と子ども達の素直な成長にいつも感心しています。

今年の夏はどんなエピソードが生まれ、そのまた次のシーズンに受け継がれていくか、子ども達の成長と次世代へのバトン渡しがとても楽しみです。小学生の頃に体験したことが、将来大人になってからも様々な面で生きていくことでしょう。

元気ッズ責任者 岸 健一

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