技術的な泳法に入る前の基礎をつくる
ジュニア幼児教室では水慣れから始めて、お顔つけ、浮かぶ、バタ足、ジャンプなど、技術的な泳ぎに入る前の基礎作りを目的にカリキュラムを組んでいます。
泳ぎを楽しんでほしいという気持ちはいつもあります。プラスして、歩くことができなければ走ることができないように、泳ぎの基礎を身につけないと泳力を高めることはできないと考えています。その為に幼児期の基礎で大切と考えられる「ブクブクパッ」「ボビングジャンプ」「バタ足練習」を毎回の活動内容に入れています。
これからも基礎練習と、子どもたちに楽しんでもらうことを忘れずにテーマ活動を考え、指導していきます。
かにさんみたいにブクブクパッ
水中で鼻から息を出す動作が理想ですが、はじめは口で息を出し、口で息を吸う練習を行っています。お顔つけに向けてまずはブクブクパッから始めます。プールでの呼吸法の初期練習になります。水の中でブクブクと息を出し、水の外で口から息を吸う動作を繰り返し行います。
次第に鼻からブクブクと息を出していきます。
エンジン全開バタ足
幼児期は身体が柔軟なので、バタ足が身に付きやすい時期です。下向きのバタ足は自分の目で確認できないのですが、頭で考えて動かすのではなく、進んだ感覚を覚えてもらうことが大切です。数多く泳ぐことで、よく進むバタ足を身に付けることができます。
ようこそ水の世界へ
水慣れを目的にプールの底の物を取る活動を行います。顔を水につけて潜ってもらいたい時に、手を伸ばして物を取ってもらうこの活動は、とても効果的です。
また、目を開けてないと物が取れないので、水の中で目を開けているかどうかも確認することができます。
泳力の高い子は、深く潜る練習で水の中での体の使い方「浮かぶ」「潜る」の動作を覚えていきます。
お顔つけができない子は、足を使ってカードを蹴り上げて取ってもらっています。これは足の甲で水を蹴る感覚の体験となります。
うさぎみたいにボビングジャンプ
プールの底を足で蹴りながら連続ジャンプをします。水中でブクブクと鼻から息を出し、顔が出た時に素早く口で息を吸うのが理想です。それができると、背が届かない所でも呼吸確保をすることができますし、四泳法のスムーズな呼吸に繋がります。
身長の低い幼児さんは、ジャンプだけでは水面への頭出しが難しい場合もあります。そういう時は、手で水を押しながら上に上がってきます。これは、泳ぎに必要な「手で水をかく動作」を身につけることに役立ちます。
ジャンプではばたけ
ジャンプは水に対する恐怖心を少なくする為の練習です。実際の飛び込み台はNAPのプールサイドより高い位置にあるので、赤台の上からのジャンプ練習に幼児期から慣れておくと、飛び込みの練習にもつながります。
プールサイドからジャンプする、飛び込みをするということは他のスイミングでは「危険」だからということであまりしていないようです。しかし、コーチの目の届く指導のもとでジャンプを行うことは、泳力向上には必要で、逆に経験をしておくくことで安全にもつながると考えています。
踏み込んで飛び出せ
遠くへ飛ぶことを意識した練習で、プールの中の赤台やプールサイドに両足の親指をかけて前方へ踏み出します。この動作ができると、プールサイドで足やお尻を打つこともなく安全に飛び込むことができます。
また、泳ぎ初めに壁や赤台を蹴って泳ぎだすことで無駄な動きがなくなり、効率的にスタートすることができます。
バランスとって楽しもう
浮島わたりやシーソー、浮き棒を使った活動は、体幹が強くなります。水中は不安定な場所なので、バランスをとる練習は必要です。さらに泳いで進むには、姿勢を保つ筋力も必要です。バランス活動は筋力アップに繋がり、水中活動をしっかり楽しむことができるようになります。
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