自律神経を整えるヨガ

夏バテ防止のためには、軽い運動がおすすめ!

暑い夏は、クーラーのきいた快適な屋内と、「高温多湿」の屋外との気温や湿度の差を繰り返し感じることによって、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。すると、体温調節が上手くできなくなり、胃腸障害や睡眠障害などにより夏バテを引き起こすといわれています。そこで、今回は自立神経を整えるヨガを 3 つご紹介します。

自律神経を整えるヨガ

目次

暑い夏の体調管理、大丈夫ですか?

私たちは暑さを感じると体温が上昇しますが、汗をかくことで体温を下げるように調節しています。と ころが 、自律神経に乱れがあると、汗をかきにくなり体温調節機能が上手く働かなくなってしまいま す。では、この自律神経を整えるためには、どんなことをしたら良いのでしょう。

「軽い運動」と「質の良い睡眠」

運動としては、筋肉をほぐし、体のゆがみを改善するストレッチやヨガがお勧め。また、「歩く」「走る」「泳ぐ」「自転車をこぐ」などの有酸素運動も体内に酸素を多く取り込み、神経の新陳代謝を助ける脳脊髄(せきずい)液や血液を流れやすくする効果があるのでお勧めです。

さらに、自律神経を整えるためには、質の良い睡眠をとって体を回復させることも大切です。

「メラトニン」と「セロトニン」

質の良い睡眠をとるには睡眠促進ホルモンであるメラトニンが体内に分泌されることがカギになります。メラトニンには抗酸化作用があり、細胞の新陳代謝を促し疲れをとってくれます。老化防止や病気の予防にも効果があると考えられています。

そのメラトニンの分泌を促進させるのは、「幸せホルモン」と呼ばれる三大神経伝達物質のセロトニン。感情や気分のコントロール、精神の安定にも深く関わる物質です。セロトニンが増えるとメラトニンも分泌しやすくなるのですが、セロトニンは体内で貯蔵できないため、食物から摂取しなければなりません。

セロトニンを体内で生成する栄養素は、必須アミノ酸の「トリプトファン」「ビタミンB6」「炭水化物」の三つです。この栄養素を多く含む食べ物も併せて紹介しておきますね。

これらの栄養素を十分にとることに加え、セロトニンの分泌には、午前6時半~8時半の朝日を浴びる事、「走る」「歩く」など一定のリズムを刻む運動、さらにコミュニケーションをとることで他者との関わりを持つ「グルーミング」などが良い効果をもたらすと言われています。

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