お母さんにプールのドキュメントを伝えたい
プールでは色々なことが起きています
プールではいろんなことが起きています。そんな色々な出来事を保護者の方にお話し、NAPのHPの教室日誌ブログで教室の様子を書きます。ガラス越しのギャラリーで見るだけではわからないお子さんの様子を日々伝えたいと思っています。
普段ダメなこともプールでは大丈夫です
『きちんと並びましょう』と言わなくても自然に並べるように
幼稚園では『並びましょう』とよく言われると思います。しかしプールではある程度の順番は必要だと思いますが、必ずしも並ばなくても良いことがあります。
普段泳ぐ時には2列で並んで泳ぎ始め、プールサイドを歩いて戻ります。しかし、この並ぶということは待ち時間があるという事でもあります。お友達を待っている時間が長くなれば泳ぐ回数が少なくなります。
上手になるのに反復練習が必要なので、待ち時間は短い方が良いと考えています。
子ども達は自分達で考え、一人で泳げるので先に出てみたり、3列目を自分で作ってみたり、自分で周りを見て考え行動する能力を身に付けています。
ジャンプが存分にできる
高い所に登るということは危険な面もあります。しかしプール(NAP)では進んで高い所からのジャンプ活動を入れています。水の受け入れてくれる力により、直接ケガに結びつくことがありません。慣れると水に対する恐怖心が少なくなり、水慣れに効果的で、学童クラスでの飛び込み練習に繋がっていきます。
お友達のお世話をしています
ゴーグルをつけたがらずなかなかジャンプできないお子さんがいました。ある日、ジャンプの大好きなお友達がその子の手を握りました。
『一緒にジャンプしてくれない?』と言うと快く一緒にジャンプ!
ただギャラリーからは、無理やり手を引っ張って落としているように見えていたようで、保護者にお話した際に誤解を解くことができました。
この様にギャラリーからプールを見ただけではわからない事も多くあります。
またしたいと言ってくれた!
楽しい事は何度もやりたいという気持ちになります。プール活動が終わり、来週の予告をしていた時のことです。以前にした『マリオごっこ』を『またしたい』と言うお子さんがいました。
年間のテーマ活動や活動内容はコーチ達が話し合い、意見を出し合ってカリキュラムを作成しています。 子ども達が楽しく泳げる内容にしたいと思っていますので、『またしたい』と言ってもらえることは何より嬉しいことなのです。
★他にも『したい』と言ってくれる嬉しいことがあります。
『次で最後にするよ』と言うと
『もう1回だけ』
『終わってシャワーに行こう』と言うと『はやい、もうおわり?』とか『泳いでシャワーの所まで行く』
プールをギリギリまで楽しみたいという声が聞こえてきます。
やらせて下さい それはミステイク
普段保護者の方と話す中でよく出る言葉があります。それが『やらせて下さい』です。しかしこの『やらせる』と言う行為はあまり良いことではありません。できないという事は恐怖があるということです。
私達大人でも恐怖心はあると思います。例えばバンジージャンプ。心の準備ができていないのに突然やらされたらどんな気持ちになるか考えてみてください。子ども達はやらされることで恐怖の気持ちを味わう可能性があり、逆にもう『プールに来たくない』『水が怖い』という事に繋がってしまうのです。その為、他の子と比べて出来るのが遅くても子どものペースに合わせて待ってあげる必要があると考えています。
顔上げバタ足は、実はすぐ泳げる
『できない』といえば『お顔つけができない』というお話をよく聞きます。スイミングに来て最初にして欲しいのがこのお顔つけが多いと思います。しかしこのお顔つけがすぐできて潜れるようになった子どもは基本的に潜ってばかりで、バタ足であまり泳いでくれません。バタ足練習で重要なのは顔を上げたままバタ足をする事です。顔を上げることで下半身は沈みやすくなります。その下半身を水面まで上げてバタ足をすることでバタ足がより上手になっていくのです。今までにも他の人より潜るのが遅かったお子さんが多くいましたが、そういった子どもはみんなバタ足で速く泳げるようになります。ですから、潜れない期間はバタ足練習の為に大切にしていきたいと考えています。潜れるようになったらすぐに泳いで進めます。
ジュニア幼児責任者 佐藤 真沙士
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