親離れ子離れのお手伝い 2才~ なっぴ~くらぶ

お母さん見てて自分でやってみるからね

目次

興味を持つ=好奇心

なっぴ~くらぶは、親離れ子離れ教室です。『初めてお母さんから離れて自分でやってみる』をテーマに活動しています。

2歳になると、どんどん運動機能も発達し、色んなものに興味を持ち始めます。どんなものに興味を持って、どんな事をやりたいかはみんなそれぞれ違っています。

 

ママがいい=そうだよね

興味があることが様々なように、子ども達の性格や反応はみんなそれぞれ違います。

4月に入会してくれた、2歳のTくん。

初回のプレイングルームでは、体操も見よう見まねで踊ってくれたり、お歌もノリノリでお着替えもバッチリ!でもいざプールに行くときにママが一緒じゃないことを察すると、大泣きでママから離れられませんでした。ママにもプールサイドまで来ていただき、泣きながらプールに浸かっている状態が1ヶ月ほど続きました。

 

気持ちに寄り添いながら

ある日、いつもの様にお着替えの時から大泣きだったのですが、お母様に『今日は、プールからはこちらに任せてもらえませんか?』とお伺いし、お母様からの了解を得たので泣いているとうまくんを抱っこで連れて行きました。シャワーまでは大泣きだったのですが、少しすると急にパタッと泣き止み自分からシャワーを浴び始めてくれました。その後は泣く事もなくプールの中で楽しそうに過ごしてくれました。その日からママと離れる時にも泣く事は無くなり、プールでも1人で浮かんで遊んでくれるようになりました。

 

みんな違うってあたりまえ

がぁがぁくらぶから来てくれたSくん。があがあさんでお水やナップのプールにも慣れているので、初めてのなっぴ~くらぶでも泣く事なく楽しく参加してくれていました。ですがある日、何だか元気のないSくん。お着替えはしてくれたのですが、眠たいから帰りたいと泣き出してしまいました。

 

こんな時もなっぴ~では子どもの意志を尊重したいと思っています。
ですが、お母さんの気持ちやコーチの思いも伝えてお互いに納得がいくところを探します。『今日はこんなことをするんだよ。楽しそうでしょ?』と声をかけてみたり『プールで待っているから、元気になったらおいで』と声をかけそっと見守り、無理に引っ張らず、本人の気持ちがのるのを待ちます…少しするといつも通り元気なSくんがプールに入って来てくれました。

 

『プールに入ることが正しい、入らないのは正しくない』という事ではなく、『お母さんとコーチは入ってほしいけど、子どもは入りたくない時もある』というお互いの気持ちの重なりを探します。子どもの意思をつぶすのではなく、尊重しながら解決策を探します。

 

子ども達は十人十色。好きな事や嫌いな事も様々で、やる気スイッチもそれぞれちがいます。そこを見極めるのは難しいのですが、それぞれその子に合わせた多種多様な対応が出来るように心掛けています。そして、どの子にもプールでいっぱい楽しんでほしいと思い、日々奮闘しています。

なっぴ~くらぶ責任者 吉本 萌子

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次