プール継続で得る効果 泳法主任 河村 浩道

プールには、「からだ」に良いと言われる大きな4つの効果があります。

目次

第一の効果 水温…体温調節機能の活性化

最近、汗をかかなくなったと思われる方が多いのではないでしょうか。体温が上がりすぎた場合に汗を出して体の表面を冷やし、体温を下げるのが「体温調節機能」ですが、汗をかかない方はこの体温調節の機能が低下している可能性があります。

現代の冷暖房器具の設置・発達は目覚ましく、確かにどの季節でも快適に過ごせていいことずくめ、とは思いますが、本来人間が持っている機能を低下させているように思えます。プールの水温は30~31℃と体温より低いので、入った瞬間「冷たい」と感じます。しかし、その「冷たい」という寒冷刺激が「体温調節機能」を活性化してくれます。

 

第二の効果 水圧…むくみの解消

プールに入ると、体の表面に大きな水圧がかかります。その為、プールに入るだけで体中の血管がまんべんなく刺激されます。特に、第2の心臓と呼ばれるふくらはぎには水圧が大きくかかるので、たまった老廃物などを流れやすくして、むくみ解消の効果が望めます。

 

第三の効果 浮力…体への負担の軽減

水中では浮力があるので、首までプールに浸かると体重が約1/10になります。体重が50㎏の方なら約5㎏!そのため、陸上よりも体への負担が少なく運動することができます。特に膝痛・腰痛を持たれている方にはオススメです。また、浮力のおかげで手足も上がりやすく関節の可動域も広がります。

 

第四の効果 抵抗…運動効率アップ

水中は陸上よりも抵抗が約15倍。歩くだけでも大きな力が必要です。その分、消費カロリーも陸上より大きくなり、短時間で効率の良い運動ができます。さらに、抵抗の有る中で動くので、陸上よりも多くの筋力が必要となり、自然に全身の筋肉も鍛えることができます。基礎代謝(何もしなくでも消費するカロリー)も向上して肥満解消・防止が期待できます。

さらに、水泳は、日頃なかなか動かすことのない肩・肩甲骨を大きく動かすので、肩こり解消・予防にもなります。水泳歴30年以上の私自身、3日ぐらい泳がないと肩が重たい感じはしますが、それ以外に肩こりの経験は全くありません。

肩こり解消の為に泳いでいるのに、逆に方がこったり、痛くなったりしている方には、力を抜いて続けていけば、肩こりも解消できますよ、とお話ししています。

 

NAPのプールは何が良いのか

会員の皆様にNAPの良い所、水泳を継続されている理由をお聞きしてみました。

皆様、継続することで、体力が付いたこと、血液検査等体調の改善、健康の維持増進、ストレスの発散などの回答をいただきました。

また、NAPを一日のスケジュールにすることで、時間を上手に使える様になった事、一緒に教え合う仲間のできた事、泳ぐ事の気持ちよさを感じるようになった事なども回答いただきました。

私達コーチは、きちんとした泳ぎ方を皆様に提供し、ご自分に合った泳ぎ方を楽しく習得していただきたいと思っています。プールの効果をしっかり、ご自分のものとして、これから更に健康に人生を楽しんですごしていただきたいと思い、日々、泳法教室の運営に努めています。

「継続は力なり」

これからも会員の皆様に楽しく続けていただけるように頑張りたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次