食欲がない
いつも元気一杯、何でも全力で楽しみ、ニコニコ笑顔の息子。
そんな息子が５才の冬、全く食事を摂らなくなりました。少し食べると「もう、欲しくない」いつもお代わりをしていた給食も残したと幼稚園の先生から連絡があり、急いで小児科を受診したものの、異常なしでした。
数日後、幼稚園で発表会がありました。「発表会、楽しみ♪」と毎日言っていた息子ですが、発表会が終わった途端今まで通り食事を摂るようになったのです。そこでやっと「心の中が緊張と不安で一杯だった」ということに気づきました。「楽しみ」と口では言っていたものの心はそうではなかったのです。
成長とともに、人前で何かをする機会はどんどん増えていくので、それを取り除くわけにはいきません。だったら、心のもやもやを発散できる場を見つけ、少しでも安定した心で過ごせれば・・・と考えたとき、ＮＡＰを思い出したのです。
スイミーに入会
夏の短期講習に参加したのがとても楽しかったようで、追加でスイミーの短期にも参加しました。息子が楽しんでいるのを見学している時、近くを通られた先生にいろいろ伺うと、「スイミーの子ども達は、困難にぶつかったときに諦めたりせず、自分たちで方法を見つけ乗り越えようとするかな・・・」とおっしゃいました。
「自分で考えるってとても大事だな」と感じていたことと、何人もの先生に息子はスイミー向きだねと言われたこともあり、発表会後すぐに入会しもうすぐ一年になります。
心の安定が大切
最初は、心の安定やお友達とけんかしたり取り合いをしたり協力したり楽しんだりしながら精神面での成長を望んでいました。
なのに回数を重ねてくると、「どうしてカード拾いなのに潜らずに足で取ってるの？」「みんなはやっているのに、あなただけ違うことをしているのはなぜ？」など、目に見えることばかりが気になります。
あまりに私がガミガミ言うときは先生が「お母さん大丈夫、私たちに任せて」と言ってくださいます。そして「心の安定が目的だった」と再認識するのです。
見守りながら
これから小学校に上がると、今以上に目で見えるものでの評価が増えてきます。そんな中でも時には目に見えない成長に気づき誉めたり一緒に喜んだりできる母親でありたいと思います。
先生、わたしがまた必要以上にプンプン怒っているときは、どうかご指導くださいませ。
よろしくお願いいたします。
村上 佳子
