スイミ~くらぶは、物語遊びの中で自分表現を楽しみます。
子どもの成長は、子どもが必要とする方向へ、必要とするものを遊びにかえて獲得していると感じる事が多々あります。さちほちゃんもスイミ~で豊かに遊び始めました。
てらど さちほちゃんのスイミ~の楽しみ方
スイミ~に入って、1年半の5才の女の子です。入会した頃は、パパやママから離れられず、しばらくの間(3ヶ月かかったでしょうか?)毎回パパにプールサイドまでついて来てもらい、見守って頂きました。
『上がりたい』が口癖だったので、ジョーロなどのおもちゃでパパと遊んだり、色んな言葉をかけたりしながら最後までプール活動を楽しんでもらえるように寄り添い続けてきました。
そのうち、ひとりでプールに行けるようになり、もともと水に対してそんなに恐怖心がなかったさちほちゃんは、少しずつ活動的になっていきました。
そんなさちほちゃんの楽しみ方は、土曜日のスイミ~で一緒に遊んでいる小学生のお兄ちゃんお姉ちゃん達の様子を観察することです。みんなが一斉に動き出すと、あまりの勢いに動きが鈍くなるさちほちゃんを心配していましたが、実は“観察して楽しんでいる”ということをママに教えて頂きました。
その観察して覚えた事を、平日のスイミ~に振り替えて試しているそうです。土曜日では圧倒されて出来ないことも、ゆったりとした幼児さんばかりの平日のスイミ~では思いっきりできるのでしょう。
色んな事を試して、出来ることが増え、自信がついてきたさちほちゃんは、土曜日でも小学生に負けないくらい大胆な活動ができるようになりました。
さちほちゃんにとって小学生がスゴイことをすれば、さちほちゃんはまた観察して・試して・身につけていくのだと思います。今ではヘルパーを外した活動も増え、遊びの幅がどんどん広がっています。仲のいいお友達とも、私たちが驚くほど大きな声でおしゃべりしています。
ただ、いまだにこわい登場人物(鬼の角がついているキャップをかぶったコーチなど)が出てくると近くのコーチにくっついて、『こわ~い』と女の子集団でおびえているのですが、時々、本当なのか演技なのか分からなくなる時があります。わざとこわがって楽しんでいるのでしょうか・・・?!余裕さえ感じ、頼もしく思っています。
中谷 理絵