がぁがぁくらぶでは、母と子の『基本的信頼関係』の構築をお手伝いすることがコンセプトです。
1~2才児期に、甘えを受け入れてもらえるというのは、最も大事なことで、今後の親子関係にかなり影響を及ぼすと考えています。
ただし、『甘やかす』との違いや、『どこまで甘えを受け入れるか』という問題を、一緒に考え、時には先輩ママとしてのアドバイスをしています。
特に、水の中では存分に甘えが許される場所です。スキンシップや水遊びでたくさん甘えることができます。
ママにたくさん甘えた~い!
ななちゃんと初めて会ったのは、託児です。ママが産後アフタービクス教室に参加されている間、泣いているのを見て、印象に残っていました。
ママと離れられないので、ママの傍で見学したり、ママが抱っこしたままトレーニングされていたとも聞きました。ママも無理にななちゃんを離そうとはせず、受け入れておられて感心したのを覚えています。
ななちゃんには弟がいます。その成長とともに、ななちゃんは弟の行動が気になるようになり始めました。弟が近づくだけで大きな声を出したり、物を引き取ったり…。このような光景はどこの兄弟でも目にします。決して弟が嫌いだからではなく、何もかも自分だけだったはずの物を取られたくない一心の言動だと思います。
それは、ママに対しても一緒です。自分だけのママだったはずなのに、『ちょっと待ってね』と弟の事が先で、自分は後回し。ななちゃんにとっては調子が狂ったはずです。
そんな時期に、がぁがぁくらぶに入会してくれました。ななちゃんにママをひとり占めにする時間ができました。自分だけを見てくれる時間。しかも、プールで抱っこをたくさんしてもらえます。入会直後は、初めてのプールには緊張もありましたが、今では笑顔いっぱい、親子のふれあいを楽しんでおられます。
木曜担当 中谷理絵
ななちゃんのママから
下の子が産まれてから、お世話に手がかかり、産まれるまでのように二人で過ごす時間がなくなり、我慢しているのが分かりました。
たまたまその頃に自分から「プールに入りたい」と興味を持ったので、始めることになりました。
水のなかでは手をはなすことを怖がるので、自然と母子べったり。菜々花にとっても、週に一度の楽しみになりました。
今ではたくさんのお友達もでき、水への恐怖心もなくなり、体を動かすことで食事の量も増えました。
なにより、楽しそうに過ごす娘の顔を見ることができ、いれて良かったと思います。
ななちゃんのママ
託児スタッフから
ななちゃんの弟 こうちゃんは、もう半年近くナップの託児に来てくれています。人見知りの時期もありましたが、会員さんにも笑顔を見せています。ママと離れるのは寂しいと思いますが、いつもしっかりとあまえられているからでしょうね。『いってらっしゃい』とママを見送って、私のところに抱きついてきてくれます。
最近は、早く歩けるようになって、行きたい所にどんどん行っちゃうこうちゃんですが、時々、後ろを確認します。
『ちゃんと僕を見てるかな。ついてきてる?』
と言っているかのようです。この安心感があって、自ら前進しているのだと思うのです。
ある日、私の代わりに別のスタッフが一緒に過ごしたのですが、じっと抱っこされていたそうです。こうちゃんも、私を受けとめてくれているのだと嬉しくなりました。
託児スタッフ 中川真弓