なっぴ~くらぶはプールに入るとコーチがママの代わりになって、甘えを受け入れます。ただし、本物のママが見てくれているというのが前提です。
『自分でできる!ひとりでしたい!』この時期は、母親にとっては多少混乱する時期でもあります。甘えてくるかと思えば、突き放され…子どもの気分次第で振り回されます。
しかし・・・、
『じゃあ、全部自分でしなさい』と、母親が突き放しては逆効果です。せっかく自律へと成長している途中で、後戻りを始めてしまいます。『求めるまでは見守り、求めたらすぐに助ける』という心情で接することで納得が生まれます。
ひとりでできることやってみて、困ったら、「助けて~」とすぐ言える甘え
いつも元気いっぱいのかげとら君。プールに入る前から、全身で楽しさを表現してくれます。そばにはママがいてくれるので、ちょっと恥ずかしかったり、思うようにいかなくてどうしようもない時は、ママの胸に飛び込めます。たまに、勢いよくぶつかっていくので本気で痛がるママですが…。
プールに入っても、勢いは収まらず、飛び込むのが大好き。ママが窓越しに見てくれているので、安心して好きなことができるようです。バタバタが少し苦手なので、『疲れた~』と、コーチに甘えてくることもありますが、プールではコーチがママの代わりですから、しっかり受け止め、納得して離れるまでは一緒にいます。
なっぴ ~ くらぶは、着替えもなるべく自分でするように促しますが、パンツをはく前から
『できない~』
それでも、最初から手を貸さず、
『できるところまでやってごらん』
と声をかけます。ふたつの穴にちゃんと足を通し、立ち上がりました。
『やった~!』と盛り上げます。
でも、腰のゴムがお尻に引っかかり
2回目の『できない~』
チラッと目線をむけてくるので、ここで手を貸して、はくことができました。そんなことを繰り返し、洋服を着るのも上手になりました。
我々コーチは本物のママではないけれど、『できるようになって欲しい』という想いで押したり引いたり…いろんな駆引きで、子ども達と接しています。そして、本物のママに『ただいま~』と元気よく帰っていく姿を心から嬉しく見つめています。
木曜担当 中谷理絵
かげとらくんのママから
人っ子の我が子は、とにかく甘えん坊です。やればできるはずなのに、やる前から必ず「できない」の連発。
3歳という年齢を考えても、親が最初から手伝わず、できるまで待って、一人でさせるべきなのでしょうが、親自身の心と時間の余裕がなくて、ついつい
手を貸してしまいます。
そんな我が子が、なっぴ~くらぶできちんと先生の言うことを聞いて、一人でやっていけるのか心配でしたが、プールで遊んだおもちゃを自ら片付け、
プール後のお着替えも自分ひとりでできるようになりました。今では、家でもひとりで
着替えるようになりました。
ひとまわり大きく成長した理由は、先生方の優しく、そして我慢強い指導のおかげだと感謝しています。
そして、親である私自身も、『本人にできるところまでやらせて、本当に困った時に手を貸す』という先生方のような心の余裕も持って、子どもに接していきたいと思います。
かげとらくんのママ