「泳ぎ」を覚えるのは早ければ早いほどイイ・・・って本当? PART-1

学校の授業を始め遊泳プール・海・川などを安全にそして思いっきり楽しむためには「泳ぎ」の技術が身についていなければなりませんね。また、より高い技術を身につけることは「自信」もって楽しい人生を送ることに繋がると私たちは考えています。その習得に向けて乳幼児期~学童期前期は最適な年齢です。なぜなら、その時期は・・・

  • 身体を操る神経系が急速に発達する
  • バランスを中心とする身体の動きを感覚として培う
  • 胎内の記憶を残している

以上の要素から泳ぎの基礎を超えるためにプールデビューは早ければ早い方がイイのです!

 

  • 身体を操る神経系が急速に発達する

人の成長パターンの一つであるからだを操る機能=「神経系」は、生後急速に発達学童期前期には成人の約90%に達すると言われています(スキャモン発育発達曲線)。従って、この成長に合わせてスタートすることで「泳ぎ」に向けた基礎的バランス感覚をスムーズに体得していくのです。

それと同時に重力の影響がない水中では、全身を思いっきりそして自在に操ることができるので、リズム感、バランス力等の身体感覚の獲得を即し、からだを器用に操る神経回路が形成されていきます。これはその後の「泳法技術」習得は勿論のこと、様々な運動・スポーツに挑戦する際の身体感覚と、良好な対人コミュニケーション能力を培うこころの基盤となるのです。

《次号に続く》