前号(2024.8月号)


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第7回 コミュニケーション能力は『群れ』のぶつかり合いから!? ・・・PART2

三男が兄達と遊べるようになってからと言うもの、家庭に子どもの『群れ』ができたのはいいが、一般的な家庭内の『秩序』というものは崩壊。『無秩序』という『秩序』となった😂。しかし、親として『家庭教育』などと言う崇高な理念をもたなければ、この『秩序』はある意味『楽』であり楽しいものだった。

こう言うと「そんな親がいるから社会の秩序が乱れるンだ!😡」とお叱りを受けたことがあるが、親がそんなスタンスだと本当に『社会の秩序』は乱れてしまうのだろうか?🤔

マイホームを新興住宅地に構えたこともあり、宅地販売が進むにつれ近所に同世代の子どもが増え、必然的に共に遊ぶ子どものコミュニティー=『群れ』が形成されていった。

その遊び場は、なぜか団地内に設置された公園ではなく遊具など全くない空地(売却前の宅地)や道路🚧。その様子を一歩引いてみていると年齢や性により若干遊び方は違うが、自然と序列ができ子ども達であれこれ話合いながら群れて遊んでいる😊。平素はやりたい放題である我が家の男子三兄弟は…以外に違和感なく『群れ』に入り込み一緒に遊んでいる。どうしてだろう…

それは、子ども達が形成する『群れ』は子ども達だけの『社会』であり、『遊ぶ』という目的で子ども達は自然な序列を含む『秩序』を形成しているからである👦👧
NAPでは、おおよそ4歳~10歳の行動を『群れ遊び』と呼び『管理者もしくは指導者のいないところで、子ども達が勝手なルールを作って遊ぶ遊び』と定義し、行動の基本は『真似』だと位置づけている📓。

この考え方から、子ども達は大人を真似て社会を形成し『遊ぶ』=『楽しさ』を実現するため、様々なぶつかり合いを繰り返しながら子ども達だけのルール、秩序を形成している。今考えればそれが『社会秩序』の原点ではないだろうか🤔。

しかし、現実はこの子ども達が自然な『群れ』を形成できる場が少なくなり、常に大人の管理下におかれている🙎‍♀️🙅‍♂️。そして『保護』と言う名のもと子ども同士のぶつかり合いに介入し社会のルールを含む秩序を『教育』しようとしている🙎‍♂️🙅‍♀️。

そして、上手くいかなければ子どもに問題があると思い込み、終いには『発達障害』などと騒いでいるケースを見かける。子どもからすればいい迷惑であり、そんな大人を真似ているだけだと思えてならないのだが・・・😥。

なので大人の役割は、子ども達が『自然な群れ』を形成する環境を保障することであり、その群れに対して手を出さずに見守ることではないかと、社会人となった我が家の男子三兄弟の現在をみてつくづく思う今日この頃である。