前号(2024.11月号) |
今ではイクメンパパが当たり前となっているが、我家の男子三兄弟が生まれた当時はそうではなかった。しかし、徐々に「父親の子育て参加」という社会通念が一般化し、小学校では「父親(おやじ)の会」なるものが立ち上がったり、参観日を始め学校行事にパパ👨の姿を見ることが多くなったことを記憶している。
…との認識があるということはこの私も参加していたのであるが、頻繁に行事に参加しているとPTAの執行部役員のお誘いを受けることとなった。(暇人に見えたのかも⁉️)
そうやって学校という公教育に関わることとなったが、『P』や『T』の方々との交流や行事を中心に学校運営に携わることは私にとって新鮮な感覚で、結構楽しいものであった…が、予期せぬことが起こるところでもあった。
その中で低学年の子ども同士の些細なトラブルに保護者が介入し学校が対応するという出来事があった。解決した後に聞かされた話であるが、一学期に起こったことを三学期まで引きずっていたとのこと。終いには祖父母👨🦳🧑🦳まで登場してきたらしく、学校も管理職が対応し何とか治めたとのことだった。
同じPTA会員、本来『仲間』なのに何やってるんだ…と、がっかりする話であったが、その後他校も含め同様の話をよく聞くこととなった。なぜ、こんなことが起こるのだろう?それは恐らく・・・
保護者の対人能力に問題があると同時に子どもの将来を本当に考えていないからではないだろうか?
子どものトラブルに保護者が介入する例を見聞きするなかで、保護者の被害者意識を強く感じる事が多い。そして被害者は何をしても許されると言わんばかりに当事者への要求が高まっていく😟。先ほどのケースのように延々と引きずる場合など特にそうである。
その主張をよくよく聞いていると、結局のところ保護者自身の気が治まらないだけであり、子どものこと等全くと言っていいほど考えていないように思えてならない😞。
しかし、一番恐れなければならないことは、その『保護者の姿を子どもが見ている』ということである😨。なぜなら、子どもにとって保護者は第一の「手本」であり、保護者の行動・言動から日々様々なことを学んでいるからである。そのような行動・言動を『学習』した子ども達は、将来どのような大人になるのだろうか…😥。
従って、子どもの将来の幸せを願うのであれば、子ども同士のトラブルには手を出さず寛容に見守ることではないだろうか・・・何より、保護者同士が良好な関係を築き🤝『仲良くする』ことを学習させる必要があると、日々起こる様々なトラブルに直面してそう思う今日この頃である。