おもちゃの貸し借りができません

子どもがお友達と所有関係を理解して貸し借りができるのは、10歳頃にやっと身に着く能力です。

それまでは、言われたから、怒られるから、返したり貸したりすることがあると心得ておくと良いと思います。

 

3歳までの子どもは『自分の周りにあるものはすべて自分の物』といった概念で自分の思い通りに遊びます。

おもちゃで一人遊びができるようになって満足感を得ています。

そこでおもちゃの取りっこやお友達の使っているものを欲しがって、大泣きしたりする感情の爆発がでてきます。

おもちゃの取り合いは、子どもにとって『思いやり』や『譲り合い』の体験の機会ですから、あまり強く指図しないように気を付けます。

見守ることが可能なら見守って良いと思います。

 

暴力的に取り上げたりすると、所有関係を単純に暴力的に解決しようとする心が育ちます。

 

『貸してくれたら嬉しいな』『返してくれたら嬉しいな』と根気よく働きかけ、『ちょっとだけ貸してね』『ありがとう』『どうぞ』などお子さんの行動に合わせて代弁して表現してあげることで、本当の理解がまだ難しいものの、お母さんの真似で貸し借りをすることができるようになります。

 

貸し借りのお願いを聞いてくれたら『ありがとう』と接してあげてください。

この時期は自分が受け入れられているかどうかが第一の物差しです。

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