最初からお友だちと一緒に遊べる子どもはいません。
子どもの遊びには段階があって、赤ちゃんの頃から少しずつ遊び始めます。
何事もいきなりできることはなく、少しずつできるようになります。
そのうちひとり遊びをするようになり、次にお友だちが遊んでいるのを見ているだけの時期もあります。
集団の中に入っていくことについても、それぞれが別々の遊びを並行的にしている時期があります。
外からは仲良く一緒に遊んでいるように見えますが、実は同じ場所にいるだけだったりするのです。
こうしたプロセスを経て、初めてグループで同じ遊びを一緒にする「共同遊び」ができるようになります。個人差はありますが、幼稚園の年中組になるちょっと前が目安です。
友達と勝手なルールを決めて遊ぶ「群れ遊び」ができるのは、年長組ぐらいからが一般的で年中組の時期でも「群れ遊び」はできますが、家で親と遊ぶことをより楽しみにしている場合が多いようです。
それが年長組になると幼稚園から帰ってもお友だちのところへ飛んで行ってしまうことが多くなります。
さらに評価を伴うルールを遊べる「集団遊び」を楽しめるのは4年生くらいからです。子どもの遊びにはこのように段階があります。
わが子は今どの段階なのか知り、また我が子の個性を尊重して無理に仲間に入れさせたり、焦ってイライラしないことが大切です。
お母さんが自分の友達作りをして親同士が仲良くなると、そのうち自然に子どもたちも一緒に遊んだりすることもあります。
お母さん自身が飾らない付き合いのお友達を見つけることがストレス解消になることもあります。
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