当初、8/10(月曜・祝日)にイベントを開催する予定で準備を進めておりました。8/8土曜日の元気ッズプール活動を終え『じゃ、10日にねー。』なんて言いながらお別れしたのに、突如台風が発生し、イベントは16日に延期となりました。
キャンセルは2名ありましたが、16日はとても良いお天気となりました。水温は28℃!海の透明度は抜群でした。
7月も同じ場所に来たので、どうにか元気ッズの皆さんに飽きないテーマをと考えていた所、ダイバーさんから『ライフジャケットを脱いでスキンダイビング(素潜り)なんてどうですかね?』とご提案がありました。5年生は先月6年生のダイビングを見て、『やりたい!』と何度もリクエストをしてくれていたので、ちょうど良いタイミングのご提案でした。機材を背負わず、自分の力で海底に向かいます。天然の水族館に自分で行ける機会を作りました。
新しい挑戦に小学生だけではなく、スタッフもイベント開催を楽しみにしていました。
当日の波は高かった!!
現地に到着して驚いたのですが、16日も大きな波が来ていました。10日の台風以来高い波の日が続いている噂は聞いていましたが…。そんな高波の中でのスキンダイビング(素潜り)チャレンジです。膝が浸かる所で立っている私でも、腰まで濡れ、足には流された石がビシビシ当たり痛い…(´;ω;`)小柄な低学年は波に押され、立っていられないほどでしたが、そんな状況を楽しんでいました。
スキンダイビングは波が高ければできないのですが、ブイ(水面上に浮かんで位置を標示する浮体)をロープで重りと固定しロープをつたいながら海底まで潜り、タッチして帰るミッションを出した所、高学年の皆は難なくクリアしていました。
初めこそ頭からの体重移動が難しく、周りのお友達に足やヒレが当たらない様に消極的だった子も、息が続かず途中で帰ってくる子もいましたが、2メートルの水深は高学年にとっては余裕で何度も行いました。
3年生のちさちゃん、ふうまくんは1メートルの水深を目指し頑張りました。大きな波が来るたびに押し流されてバランスさえ取れなかったのですが、徐々に深く潜れるようになりました。
お昼休憩は休憩じゃない(笑)
11:30にはお弁当が届き、休憩時間となりました。昼食を食べ終わってからゆっくり過ごす元気ッズではありません。風船とビーチバレーを見つけ膨らましました。ビーチバレーでサッカーが始まり、風船はひもを付け、それぞれの遊びが始まりました。
日陰でゆっくり…という大人の思いとは裏腹に『海に行きたい!』『これしていい?』元気いっぱいの皆さん。休憩時間もそこそこに海に出ることにしました。
午後は岩場を目指しました。
海に入った方が涼しいのですが、今日は波が高い日です。こんなにたくさん泳いでいたら忘れてしまいますが、波の高い日は岩場には行けません。
ですが、元気ッズのシュノーケルスキルと泳力をご存じのダイバーさんは行ける、と判断され連れて行ってくれました。他のお客さんであれば大人でも波の高い日の岩場は案内しないそうですが、3年生も一緒に行きました。海の透明度が高い為、どんなに泳いでも、水中を見続けても飽きません。ダイバーさんとの信頼関係があってこそ、スキルアップした課題にたくさん挑戦できる日となりました。
他のダイバーさんから『岩場行ってたね。』とお声がけがある位、難しい日だったので、頑張りぬいた元気ッズの皆さんを誇りに思います。
疲れ知らず
岩場から帰ってもスキンダイビングをもっとしたい、というリクエストにお応えし、何度も潜る時間を作りました。午前中は2メートルまで潜りましたが、午後からは水深3メートル潜ることに挑戦しました。海水の浮力も問題なく何度も楽しみました。
予定ではもう帰る時間になりましたが、今年は海水浴場を開設していないので人も少なく、更衣室で混む時間もないと思い、ギリギリまで海で遊びました。疲れたお子さんはシーグラスや貝を見つけ、集め、プレゼントしてくれました。
このように小学生自身が興味を持った、行動に移したいと思った事はなるべく叶えられる環境を考えて、元気ッズは企画や運営をしています。
4泳法を泳げるだけが泳力ではなく、波に負けないキック力、視界を確保したまま泳ぐ事、潜るための潜水力も元気ッズにとっては大事な泳力です。
泳力も大事ですが、自分の意見を躊躇なく言える環境、自分の居場所、飽きずに取り組める運動を考慮しています。こういった環境で、遊び感覚を大切に仲間と取り組める課題を乗り越えてきた元気ッズは体力いっぱいです。
元気ッズが目指す人材育成
好きなことを繰り返すと自然と得意になります。得意は、将来自分の武器になります。他の人より知っている事、出来る事が増えたら自信につながります。
今まで元気ッズの小学生は、見たことも聞いたことも無い競技でも果敢に挑戦をし、皆で乗り越えてきました。困っている子は小学生同士で解決することもあります。新型肺炎が流行する2月のイベントまで国際交流もし、世界中に友達をつくりました。
人見知りせず、自分なりの笑顔と身振り手振りでコミュニケーションを重ねた結果、特別な思い出を留学生と一緒に体験することができ、コーチとして楽しい時間を過ごすことができました。
今後は責任者を交代し、与えられた課題をクリアするだけではなく、もっと小学生の意見をプールやイベントで形にできる教室になると思います。元気ッズの小学生の皆さんだけではなく、保護者様、継続的にご協力いただいた各講師の方々との出会いがあったからこそ、保護者の一人として“こういうスイミングがあれば”という思いを形にさせていただくことができました。
ナップの育児支援に携われ、本当に嬉しかったです。大変お世話になりました。
今後も元気ッズクラブを宜しくお願いいたします。
中村 めぐみ
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