【意 味】指図する人が多くて方針の統一がはかれず、物事がとんでもない方向にそれてしまうことのたとえ。
【ねらい】国際交流を活発にする。班引率のコーチのお手伝いを率先してほしい。
班ごとに高学年にリーダーをお願いして班をまとめる中で有能感(※他者より出来た)を感じてもらう。
国際交流においては留学生に英語で話しかけたらシール二枚、日本語で話しかけたらシール一枚配布。
ナップコーチから誉められる事をしたら付箋一配布。
シールと付箋の合計点が一番高い人に『国際交流賞』各留学生がインパクトに残った子へ
『アンソニー先生賞』『ハー先生賞』を用意しました。栄冠は誰の手に?
①7月16日、待ちに待った宿泊イベント
油谷青少年自然の家に出発するNAP御一行。保護者様お見送りの中元気に向かいました。2台のバスに分かれ荷物に押しつぶされそうになりながらもお喋りは止まりません。『おやつ食べて良い?』『のど乾いたー。』『海に入るんやろ?』おやつ交換やトランプで婆抜きが始まりました。『バスに酔うって‼』との忠告もスルーされ、自由な皆さん。『まだ着かない。』と話している間に到着しました。
②海が楽しみ
到着してからは荷物をおいてお弁当。『多い~。』おにぎり3つですから、そうでしょうね。食べた後は海辺で遊びます。早めに食べたそうしくん、けいくん、たいせいくん、とわ君が水風船を膨らませてくれます。準備が整ったらライフジャケットを着けて海で遊びます。波と戯れた後水風船を投げ合います。『顔と頭は狙わないルール』を皆で決め、誰彼構わずひたすら投げてぶつけるお子さん達。その後は海へダイブ。足を浸ける程度の遊びを想定しつつも、着替え無しでまさかガッツリ入水しないよね…。と大人の都合はお構い無し。びっしょりになった皆さん。お風呂へ強制連行。着替えがないのでけいくんが低学年の着替えを運ぶ姿が…。玄関前はびしょびしょ。そうしくんが一緒に床を拭いてくれました。バタバタしすぎてご褒美付箋をあげ忘れる程。そうしくんが文句も言わずに手伝ってくれて嬉しかったのと、大人っぽい言動に寂しさも少し感じました。成長は喜ばしいことです。
③花火と自由時間
元気ッズは群れ遊び(※リーダー不在でも自分たちでルールを決め取り組む。
ミニチュアの社会を経験します。)を重要視しあれもしたい、これもしたい好奇心を潰さ
ずに自己表現できる機会を作ります。
お風呂の後は花火をして自由時間です。布団も私が『敷いて』、とお願いする前から
活発な寝床争いが始まります。布団を出すお手伝いをしていた私は寝る場所がナイ(ヾノ・∀・`)
以前も出遅れて困りましたが。今回は詰めても難しい(=`ェ´=)…廊下でもいいか、
なんて思っていたら真ん中を空けてくれました。夜は熱帯夜。窓を開けていたのですが
強い風の音と暑さで眠れず、何人か起きていました。
④シーカヤック1班
曇りはしていましたが一班、二班共に決行。徐々に暑く、日も高くなって来ました。
一班は伊上海浜公園にてオールの持ち方、回し方、右や左への旋回方法、止まり方などを
習います。そのまま海へ。始めこそ思い通りに進まず泣いたあっちゃん。『岸に帰る』と帰ったら
なつきさんと再び海へ。お友だちパワーで苦手も乗り越えます。そうしくん、たかちゃん、けいくん、
とわくん、ゆきくんは順調にぶつかりながら上達していました。慣れたらスピードアップも。
お見事です(ノ゚∀゚)ノななちゃんはプロが大絶賛するほど、上手に進んでいました。
かのこさんもしっかりお話を聞き実行してくれて楽しんでくれました。ほうまくんはタコの死骸を発見。
去年はイカの死骸があったなぁ~と振り返ると笑えてきました。ゆうきくんやたいがくんと海藻で
遊んでいる時間の方が楽しい様でした。りおくん、あやとくんは二人乗りに挑戦。
ガイドさんからは無理、と言われましたが流されながらも頑張りました。
⑤シーカヤック2班その1
2班はカヤックを砂浜に並べたら、子ども達の期待のワクワクが伝わって
きました。
元気ッズの親子2組は、親子でシーカヤックを楽しみます。
保護者も楽しむ・・・元気ッズならではの楽しみ方です。
さて、国際交流スタッフのアンソニー先生とスタッフ佐藤、浴口、藏本は子ども達と
組んで3人乗り(大人1人と子ども2人)のシーカヤックに乗り込みました。
いざ、出発!
船出って本当にテンションがあがります。
島が見えると指導員の方が「あの島まで行ってみるか、この辺りで乗って楽しむか、
どちらにしますか?」という質問に、子ども達全員一致で「島まで行く~」
そうだよね。そうでなくっちゃ。『探究心をかき立てる』しかも『挑戦したい』
その気持ちが嬉しい♪と思いました。『よーし、島まで行こう。』
⑥シーカヤック2班その2
島を近くに見ながら通り過ぎ遠浅の砂浜に着きました。そこで遊びます。
アンソニー先生や佐藤コーチや指導員の方が子どもを2、3人くっつけて海を泳いで
いました。水掛けをしていたかと思うと男の子達は砂かけ。「それはやめなさ~い!」
女の子が作った落とし穴に引っかかりました。面白い発想です。帰りは向かい風。
波と風でなかなか進みません。あれ、こんなに遠かったかしら?ひたすら漕ぎます。
「先生がんばって~」「はい」着いたときの達成感を子ども達と味わっていました。
低学年は大人と一緒に冒険心を刺激され、達成感のあるシーカヤック体験ができました。
3年生になれば、お兄さんやお姉さんが挑戦した1人乗りのカヤックに、
ぜひチャレンジしてもらいたいなと思います。
さらなる達成感が味わえることでしょう。
⑦ランチの後は遊びます。
景色の良い伊上海浜公園で休憩。アスレチックで遊んだ後は山口に向かいます。
今回親子参加してくれたベトナムからの留学生ハー先生とアンくん。バスではお疲れのご様子。
お子さん達も寝るかと思いきや、お話が絶えません。心に決めた目標をクリアできただろうか、
不測の事態も上手く乗り越えただろうか。今回のイベントにおいて率直な感想を折り紙に
書いてもらいました。
⑧シール得点王は…。
16枚集めたまさはるくんが国際交流賞。アンソニー先生賞はこうちゃん。
シーカヤックを頑張りました。ハー先生賞はももなさん。英語で話しかけてくれて
嬉しかったそうです。他にも私の目に届かなかった所で靴を揃えてくれたあっちゃん。
貝を配ってくれたかのこちゃん。忘れ物を届けたり、シーツをまとめてくれたけいしん君。
あゆなさんはシール7つゲット。等々書ききれないほど皆さんの良い所を各コーチは目撃しました。
プールで入水しているだけでは知らなかった多面的な皆の顔、
表情を知る事が出来嬉しく思いました。
⑨日本は狭いのです。
今回導入したシールと付箋の配布は数を競う事も視野に入れていましたが、
本来の目的、日本独自の『島国スピリッツ脱却』を目指した人材育成への取り組みの一つです。
4,5月より比べて小学生の皆さんは積極的に留学生に話しかけてくれました。露骨にシールの
獲得目当てだとしても、実行した人の作戦勝ちと思いました。その子にとってはそこに価値を
見出したからです。
もちろん好意的に深く考え行った言動の方が評価においては高いのですが。私の目から見て
以前より全体的に会話量が確実に増えました。日本語でも良いのです。
『この人ともっと話をしたい』と思って欲しい。分かり合いたいと思ってほしい。その先に英会話を
初めとする外国語の取得と世界に通用するグローバルな人材への道のりが
見えてくると思います。
⑩心で負けない人になろう。
私の周囲にはたまたま留学経験した親族や友人が多く、今まで沢山のエピソードを
耳にして来ました。私の知らない世界と経験したからこそ出てきた血の通った言葉に
息を吹き込んだ話。その生温かい経験談の中に大事な事が沢山あり、私の感性に宿っています。
私は『こうしたい、ああしたい』を形にできる仕事に携わり、感謝をすると共にお子さん達を預かる
重みを感じつつ、伝えたい事、経験して欲しいことがまだまだあります。
元気ッズは今後も多彩な取り組みを多国籍の環境で人材育成に取り組みます。
イベントをするほど、したい事の為の泳力にも気付き習得を促して世界のどこへ行っても
胸を張れる大人になってほしいと考えております。
元気ッズ 責任者 中村めぐみ
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