家でできない体験~ソーセージ作と自然体験 ~山口市阿東 船方牧場 2016年2月28日(日)
今月のイベントは阿東町の船方牧場にてソーセージ作りを行いました。
普段はスーパーで出来上がったソーセージを焼いたり、茹でたりして食べている私達。「作ってみる」ということで羊や豚から命を分けてもらっていること、お母さんが毎日している調理への感謝につながればと思います。
早速現地指導員さんから説明頂き、丁寧な手洗いから始まりました。
ソーセージ作りに挑戦!
①用意されたミンチをスパイスと混ぜ捏ねます。そのミンチはしっかりと冷やされていたのですが、子どもたちは手の感覚が痛くなるまで混ぜました。冷たいミンチは茹でた時に肉が固くならないためです。
②水に漬けてあった羊の腸を管にセットします。端を結び機械にミンチを入れていきます。空気が入らない様に小さいハンバーグを作る要領で空気を抜いて丸め、筒に押し込みます。大人の指でも奥まで届かないのに、かじかんだ手で一杯詰めてくれました。
③機械に腸とミンチをセットし、ピストルの様な引き金を引くと少しづつミンチが出てきます。一人が引き金係、もう一人は腸にミンチが入り易い様に腸を引っ張ります。チームワークがしっかりしていないと太さが均一ではありません。加減をしながら繰り返しします。
④長い一本のソーセージが出来たら最後も結びます。
ここから「ねじねじ」の工程になります。同じ大きさになるように真ん中を捻ります。人差し指分の位置でソーセージを推しひねり出来た輪っかにどちらか一本を入れるとほどけません。
私達が指導を受けるのはここまでです。
その後のボイル、冷却、カットは現地スタッフさんにお任せして、お昼ご飯を食べます。
ぬかるみもへっちゃら!広場でミニバイク選手権大会!?
⑤お昼ご飯を食べ終わって自由時間は思いっきり遊びます。
危ぶまれた天候も晴れて良かったのですが、足下はぬかるんでいる所もありました。牛舎や園芸ハウスは不人気で行きませんでした。広場でブランコに乗り、ミニバイクで斜面を降り、農機具に乗り、ポニーや羊に餌をあげました。持って行ったソリは滑りませんでしたが楽しい時間が過ごせました。
家庭ではできない経験で生きる力を育む
⑥今回はソーセージ作りを通して『食べ物と作り手に対しての感謝』を少しでも感じてもらいたいと企画しました。日常の家事を自ら手伝おうと思う動機に繋がって欲しいと思っております。動機は自らの気付きから始まります。家庭では出来ない経験をし、技術を得ること、元気ッズのお友達同士で協力したこと、他の班より見た目の出来にこだわり、美しく仕上げたこと。御家族で遊びに行くよりも得た知識、感情は幅広くなる・・・それが群れ遊びです。
出来うる限り、インストラクターの誘導や影響からくる「受け身」を減らした活動に出来る様にスタッフは取り組んでいます。決められた事をこなすだけでは自分の意志で「生きる力」を育む事は出来る筈だと考えています。
元気ッズの皆には今後の人生において、情熱の先を知らない人になって欲しくないのです。諦めずに築いた『なにか』を残せる人になって欲しい、と応援しています。
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