NAPわくわく通信 vol.117

キレない人に育ってほしい

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あんなにかっこよく速く泳ぎたいな!

25m完泳できる子どもたちによるクロール測定会(記録会)で、新記録で表彰された三年生の男の子のお話です。

測定会の目的

測定会は『憧れ』の対象をつくり、そうなれるように練習を頑張ってほしいと、行っています。またタイムだけでなく「一番になりたい」という思いを駆り立てるため、順位もついてきます。良いタイムで泳いだ子ども達は、結果を張り出す前から、「おれ何番くらい?」「1位のタイムは?」と聞いてきます。

スーパー三年生誕生

週2回コースの彼は最初のテストで3級(バタフライ25 m)合格し、上級クラスへ進級。本人と話し、2回目のテストでは2級(個人100mメドレー)の合格タイムに挑戦することになりました。結果は…見事に泳ぎ切り、合格タイムもクリア!スーパー三年生の誕生です。

なかなかの持久力

年齢・性別による制限タイムを目標とする上級クラスでは、1回の練習で1,000m以上泳いでいます。クラス最年少の彼には、足ヒレを付けて、しっかり距離を泳いでもらうことから始めました。今までの練習より泳ぐ距離は増え、休憩時間は短くなったので、かなりキツイだろうと思いましたが、遅れはしてもしっかりついてきていました。以前から頑張り屋さんとは思っていましたが、恐るべき持久力!

この表情がたまらない

12 月のテストからは得意種目のクロールで50mの1級合格のタイムに挑戦です。

予想通り1回で合格。泳ぎ終わってすぐに「おめでとう、合格!」と言うとプールの中でニコ~。この表情を見ること、本当にコーチ冥利に尽きます。このために仕事しているようなものです。2回目のテストは「ベストさえ出れば」と思っていましたが予想に反し次の1C級も見事クリア!

テストの翌週に行った測定会では8歳以下クラスで見事1位!

表彰式を終えて

8歳以下クラス、1位で表彰です。社長から表彰状を受け取る時に笑顔はありませんでしたが、その後、クラスのお兄ちゃん達と表彰状を見ている姿はほころんだ顔で、なんとも言えないイイ表情でした。

表彰式後の彼は、スピード練習も、今までやったことのない水感トレーニング(手のひらを水に当てる感じを獲得するトレーニング)も、上級生に交じって頑張っています。

ちょうど、周りから評価されることを意識し始める年齢に差し掛かる時期です。『僕にもできる』という心も芽生えたのではないでしょうか。

この時期に『できる』という心を獲得することは、彼がこれからさまざまなことに挑戦し、自信を持ってステップアップするのにきっと大いに役立つことでしょう。

今は、すれ違う時、私の顔を見るようになってきたので、いつも「ガンバレ!」とおしりをポンと叩いて応援しています。

ジュニア学童担当 吉岡   淳

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