たかが水泳? されど水泳! 還暦コーチのひとりごと パート3

今回の通信には、私の孫の話をさせて頂こうと思います。

爺バカですが・・・

私の孫娘は北海道に住んでいます。長期の休みに、山口に帰ってくるのか来ないのか・・一人っ子なのでいつも母親である私の娘と一緒にピアノ・バレエ・体操教室・テニス・英会話等の習い事に通う毎日。多忙な小学一年生です。

実は、私としては、孫娘の膝が反張膝(はんちょうひざ)なので是非、水泳をさせたかったのです。(反張膝というのは通常より膝下が少し反っているため、キックがよりしなって打てるので水泳選手に向いていると言われています。一回の動作で二度蹴れる感じといいますか、北島康介や一流選手に多いそうです)。もしかしたら選手になるかも・・・とひそかに考えていたのです。

 

幼児期のスイミング事情

2才位から某大手スイミングクラブに半年ほど通っていた孫娘。しかし他の子ども達がする様に走って飛び込む!なんてことは決してしなかったようです。それどころか塩素で肌が荒れるようになり、・・・退会。

それでも帰省時には、NAPにも二度遊びに来ています。一度目は2才の時「どっこいしょ」と後ろ向きでプールに足から。ヘルパーをして、顔に水がかかる事を極端に嫌いながらも、楽しそうに遊んでいました。

 

二度目は3才の時。張り切って正面の階段を上がってきましたが、入った瞬間、佐藤先生の大声が聞こえて泣き始めてしまいました。あまりに大きな声だったので驚いたのでしょう。母親になだめられてプールサイドまでなんとかやって来ましたが、また大声が聞こえて泣き出す始末。結局水の中には入らないまま・・

 

その後、夏の帰省時に何度かレジャープールにつれて行きましたが、浮き輪に掴まって遊ぶのは遊ぶのですが、顔に水がかかる事が大嫌い。中央公園の噴水に行くのも大好きですが、周りを楽しそうに走り回っているだけで、決して水遊びをしようとしません。顏に水がかかるのが嫌で自分では顔を適当にしか洗いません。毎日濡れタオルで母親に拭かれているようで・・。これでは顏つけどころか泳げるわけがありません。

 

一年生になってNAPの短期教室参加

山口と比べれば短い期間かもれませんが、北海道でも水泳の授業がある様なので、夏の帰省前にNAPの短期教室に誘ってみました。私の希望は三期連続入水で顔つけができる様になること。最初に口説いた時には、返事が返ってくるまでに一週間。

案の定、答えはやはり「イヤ」。母親にも泳げる様になってほしいと言う思いはある様で、必死に口説くも「潜らされるからイヤ」。二度目に「潜らなくてもいいから来てみる?」と言ったらようやくその気になってくれました。

ご機嫌をとりながら、やっと一期だけ参加。しかし、プールに入っても絶対潜ろうとはしないし、どんなに先生が優しく声かけしても頑なに拒み続ける毎日。娘に言わせると、おそらくベビースイミングで無理やり潜らせられたのがトラウマになったのでは?との事。

結局、最終日にゴーグルをしたまま顔を洗う練習はできたけど顏つけはできないまま短期教室終了。ただ、水遊びは好きでシーソーを作ってもらい楽しそうに遊んでいました。

 

北海道に戻ってから・・

夏休みが終わり、しばらくして娘から孫がお風呂でゴーグルをして顏つけをしている動画が送られて来ました。そこには

『明日は、潜ってみるよ』

翌日、お風呂で潜っている動画が送られてきました。本当に潜っている姿にビックリ!

『昨日顏をつけたら、お風呂の底がきれいに見えたので潜ってみようと思って。』

それからは、プールに行ってバタ足を何度か練習したようです。

顏つけできるまでに足かけ4年。娘もとても嬉しかったのでしょう、 手作りの賞状とメダルを作っていました。

短期教室で担当だった中谷コーチにその時の様子を聞いてみました。

 

 

初めましての初日。プールに足は向いているものの、とぼとぼと歩く姿に『いやだなぁ~』というオーラは出まくっていました。でも、〈もぐる〉という課題以外は全てこなし、とてもイヤイヤ練習しているようには感じませんでした。私は三日間で『とにかく心から水を好きになってもらおう。水への不信感を払拭しよう。』と決め、泳ぐ以外のいろんなしかけを考え、できたことはどんなに些細なことも、見つけた瞬間に『すごい!できたね!』と声をかけ続けました。次第にこわばっていた表情が緩んだように感じたのは私だけではないと思います。最終日、私の前では少し顔がつけられた程度でしたが、もぐれるようになったと聞き、少しでもお役にたてたのかなとホッとしています。

短期教室担当 なかやコーチ

 

短期教室で担当してくれた中谷コーチのコメントにもあるように、少しでも何かできたら褒めるのがどんなに大切か、とつくづく感じました。

『できた』事を『できた』その瞬間に褒める!そして一緒に喜ぶ!孫娘もコーチやお母さんが褒めて、喜んでくれた事で自信を持ち、自発的に水を楽しめるようになったのだと思います。

NAPにきてくれる子ども達にも出来た事を評価し、一緒に喜ぶことが大切だとあらためて感じています。

 

ジュニア学童担当 吉岡 淳

 

 

賞状

あなたは、あたまのてっぺんまで水にもぐることができました。たいへんすばらしいですね。きゅうにできたのでおどろきました。ここにえいよをたたえます

おかあさんより

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