できる事が自信になり 泳ぐ事が楽しくなる

学校の水泳授業について行くため短期教室に

これは、仲良し女の子二人の成長のドキュメントです。

今回紹介する仲良しコンビは寺山雫(しずく)さん(平川小2年)と井上 綾音(あやね)さん(平川小2年)二人は同じ小学校に通う仲よしさんですが、小学校に入るまでは泳ぐ事は苦手でした。

しかし学校では水泳授業があり、二人にはとても憂鬱な時間でした。それを見かねたお母さん方が少しでも苦手意識を克服させたいという思いで、NAPの夏休み短期教室に申し込まれました。

泳ぐ事が苦手というよりも、水に対する恐怖心があり、顔に水がかかることも嫌な状態でした。しかしながら短期教室でバタ足や顔つけ練習をしながら、少しずつ慣れてきました。そしてこれをきっかけに少しでも泳げるようになってほしいとのご両親の意向もあり入会したのが2年前の9月でした。

 

2ヵ月後にはビート板なしでの練習に

そして担当はこの私建林でした。まずは二人の苦手意識を克服することが先決ということで、最初は水に沈めたフローアの上を歩いたり、走ったりして水に慣れるところからはじめました。

そして慣れたところでバタ足や顔つけバタ足の練習を繰り返し行い、「今のキック速かったね」とか「もっと速く」とか声掛けをしてあまり補助しませんでした。何故なら本人達ができていると思っているのであえて補助は要らないと考えたからです。

しかし少しでも不安そうな表情をみると、しっかり寄り添って補助をして不安な気持ちを和らげるようにしていきました。

やがて2ヶ月を過ぎる頃にはビート板なしでのキック練習に進んでいきました。

 

あやねちゃんを泣かせた

失敗事件

しずちゃんはしっかり顔つけをして泳げるようになり順調に進級していきましたが、あやちゃんは泳げることはできるようになったのですが1人で立つことに不安で進級が遅くなってしまいました。

しかし12月の進級テストで私は何としてもしずちゃんに追いついて欲しいという思いで指導してしまい、ついつい声が大きくなりついに泣き出してしまいました。「しまった」と思いましたが、あやちゃんには

「泳げるようになってほしいから、声が大きくなってしまい、びっくりさせてごめんね」とあやまりました。それを聞いて小さくうなずいて、また練習再開です。するとその直後でした。私の思いが通じたかどうか分かりませんが8mをけのびバタ足できれいに泳げ、そしてふらつくことなくきちんと立てたのです。そのとき思わず「やった~」と声を上げていました。

するとあやちゃんも満面の笑みを見せてくれました。この笑顔は「出来ない事」が「出来た」自信の現れだと確信しました。それからは、あやちゃんも自信が付いたのか順調に進級し、息つぎクロールのクラスに進級しました。

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