野外・水中活動体験教室 ~ 元気ッズクラブ1月カリキュラムイベント報告

1/28,1/29徳地青少年自然の家宿泊イベント紹介

 元気ッズコーチも夢を見る!!

目次

 ①たくましく生きていける力を

 

元気ッズは4泳法、安全水泳、野外活動ができる欲張った教室です。

高学年がリーダーとなって低学年を引っ張る『群れ遊び』を主体として活動しています。様々な野外活動イベントを通じて『自立』『多様性』を感じてほしいと考えています。今の厳しい世の中を生きていくには、『自分で切り抜けていく力のある子』『でも周りの人と仲良くできる子』だからです。

※「群れ遊び」とは、管理者のいないところで自分たちが思いつくルールで遊ぶ遊び。この経験が豊かだと、ルールの背景を考える力が豊かになります。

新たな年が明け、挑んだ1月のイベントはパワーアップした始動への第一歩となります。

元気ッズの活動は、なんと宇宙飛行士の訓練に共通点が多い!!と気付いた元気ッズのイベント企画者は、新しい扉を開くべく、今回の徳地青少年自然の家宿泊イベントを企画したのであります。 

②未来は宇宙飛行士?!

 

宇宙飛行士の応募条件をご存じでしょうか?

・4年制の理系大学卒業

・視力1.0以上

・身長、体重の基準を満たす者

・円滑な英語においてのコミュニケーション力

・立ち泳ぎ10分間

・着衣水泳25m×3

宇宙へ向かう候補生の段階でかなりの体力と泳力が必要な事が伺えます。

この項目の中で立ち泳ぎと着衣水泳においては元気ッズ高学年はほぼ条件をクリアしています。

クリアどころか、立ち泳ぎに関しては両手をバンザイしてスイスイ進むお子さんも!

元気ッズの継続は、日本で一番宇宙飛行士に近い小学生を可能にしている!!と考えた私は県下最大級の天体望遠鏡を所有する徳地青少年自然の家へお泊りイベントを企画する事を思い付きました。 

③地球に垂直の流れ星目撃に感動

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徳地青少年自然の家は、山の上までの道がアイスバーンで、雪がまだ残っている寒い環境。

元気ッズは夕食を食べてから、ガイドさんの話しに耳を傾けました。オリオン座のベテルギウスやリゲルに昴、火星、やシリウスまで。宝石のような輝きに皆うっとり。

この日は特別天気も良く、澄んだ空気で風も吹かず良い天体観測日和となりました。

ふと夜空を見れば、何度か流れ星が。解説を受けている合間、ぱっと一瞬光り輝いて消える★?を発見した元気ッズ一行。

『未確認飛行物体?』その正体は地球に垂直に向かってきた流れ星のようです。

右か左に流れていくだけではなく、初めて遭遇した流れ星に小学生は感心しきり。 

④寝床確保

 

今回使用したお部屋は、階段状の畳スペースが上段、中段、下段とありました。元気ッズの皆に大変気に入ってもらえまして、私はイベントを企画して初めて100点をいただきました。有りがたい事にシーツや布団の用意は私がとやかく言うまでもなく、せっせと就寝準備を手早くしていました。

皆困ってないかなーとうろうろしていた私は寝る所が無い状態。優しいゆうき君の隣で休むことになりました。

こういう時の団結力や素早い行動は本当に感心致します。 

⑤早起きもへっちゃら

起床時間は学校へ登校する時間と変わらない位なのですが、目が覚めたお子さんはいち早く、布団を畳み初めていました。きっと、おうちでも良い習慣が作られているのでしょうね。小さい子の布団上げのお手伝いをしているお兄ちゃんもいました。朝の集いへ行ったあとは掃除やレクリエーションに備え沢山食べます。 

⑥徳地アドベンチャープログラム

昨年9月にアドベンチャープログラムで団結力を試された元気ッズ。今回は室内のアドベンチャープログラムで知恵と行動力、ルールを守れるか試されます。『皆で協力』という機会がプール活動において足りなかったのか。『成長どころか、リセットされている~』と嘆かれました。というのも、バトンを縦に切った筒状のプラスチックにボールを乗せてリレーするゲームをしたところ、なかなかバケツまで運べません。運ぶ距離はクリアできても最後のゴールのバケツに入らず、落胆の声が。

そのうち、回数を重ねて成功するのですが、その後も試練は続きます。

⑦『できん…。』『どうやって?』『お手本が無い!』・・・いつもあと一歩。

次は軟らかい平均台の様な、椅子の様な用具が登場しました。ギリギリ全員立って乗る事が出来ます。落ちる回数を皆で決めて、決めた回数以上落ちない様に身につけているゼッケンの順番通りに乗って並ぼう。とお題が発表されました。元気ッズのみんなは、きょとん。

『できん…。』『どうやって?』『お手本が無い!』と困惑。大人はヒントをあげられません。支えあって動きあって解決できるからね、とアドベンチャ―プログラムの先生も大きな声で応援してくれます。

『わからんー。』『こう?』『支えてないと落ちちゃう。』そうなのです。落ちない様に協力が求められているのです。わかったような、わからんような、休憩しながら挑戦は続きます。

⑧『嫌いだ、嫌いだ、嫌いだー!』の気合で意思統一

休憩に入り、皆でアニマル浜口さんのマネをして意識統一しようとした先生。『気合いだ!』を勝手に『嫌いだ!』に変換して元気ッズは叫びました。先生は苦笑い。元気ッズは気持ちを切り替えて挑戦できたので、思ったより早くクリアする事が出来ました。気合は、言葉は違えど皆の意識統一に繋がったので “あり”でした。

⑨共有体験は他者を思いやる心を育む

 

元気ッズは個性的。それが共有体験で一つにまとまっていくのです。私も軍隊の様なまとめ方を目的とはしていませんが、他者を思いやり、困った時の協力は万国共通で必要だと考えています。『共感力』には、価値観が私に似ていると感じるシンパシーと、あなたの考えや気持ちが分かるエンパシーがある中、会話や状況のキャッチボールがなければ、合意形成や意識統一が難しいものです。ましてや今の子ども達の未来は、外国の方々との言葉の壁や価値観の壁がもっと低くなっている気がします。10年前は英語の通訳時給7000円も、今はスマホ一つで日常会話は問題ありません。ただ、自分の考えを伝える事が出来ないと損な時代がくると思います。元気ッズでは、春以降留学生や知人の協力を得て国際交流をしたいと考えております。私は決して宇宙飛行士を目指して欲しくてカリキュラムの摺合せをしている訳ではありません。宇宙飛行士も目指せるプログラムを意識することで、得意、優位でいられる力を備えてあげたい。お子さん達に分かりやすい指標になれば、と思っています。嘘や冗談ではなく、間違いなく元気ッズの皆さんは『日本で一番宇宙飛行士に近い小学生』なのですから。

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