野外・水中活動体験教室 ~ 元気ッズクラブ8月カリキュラムイベント報告

 

青海島シュノーケリング&キャンプ体験

 

目次

今回のイベントのねらいは大自然での共同生活と海の冒険

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キャンプの楽しみは何だと思われますか?いろいろな答えがあると思いますが、一つの答えとして便利な現代社会の中で、あえて不便な環境に身を置いて様々な目的を達成することということがあると思います。元気ッズ世代は何事につけ「あれもしたい、これもしたい」好奇心旺盛な世代ですから尚更です。新しい体験をどん欲に取り込みながら、「私のしたいことはこれだ」と次の段階の自分の世界を発見してくれることをスタッフは期待して企画しました。

今回の元気ッズメンバーが行った青海島は、北長門海岸国定公園の代表的な景勝地であり、「海上アルプス」とも呼ばれているとても海がきれいな場所で、海の透明度は山口でもトップクラスです。その反面、自然のまっただ中なので、文明とは切り離された不便な環境でもあります。猛暑日の続く山口で、子ども達は今回のキャンプでの共同生活を通じて「協調心」とシュノーケリングでの「海の冒険」という目的に向かって楽しみました。

 

猛暑の中の荷物運びとテント設営

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「青海島キャンプ村」について荷物運びをする子ども達。でも、想像以上の暑さの中、やや小高い丘にあるテントサイトに荷物を運んだ頃にはみんな汗びっしょりになっていました。でも、1年生でキャンプ初参加のさきちゃんやゆうま君も、しっかり水分を補給しながらしっかりお手伝いしてくれました。テント設営は、今年春に中学生になって元気ッズクラブを退会したものの今回特別に参加してくれたひまりちゃん、まりこちゃんが中心になって立ててくれました。この異年齢の交わりが元気ッズならではの関係体験です。

がんばったごほうび、というわけではないですが、その後はみんなで海に入りました。ライフジャケット着用しながらですが、4年生のそうし君はそれでもプールで習得した「ジャックナイフもぐり」という方法で頭から潜り込んで水中観察していました。抜群の透明度でたくさんの魚が観察できました。また自信が増えました。

 

協力して夕食作り

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続いては、みんなで協力してカレーを作りました。野菜切りチームは女子メンバー中心で手慣れたものでした。お米とぎチームの男子も、野菜切りに加わりました。火おこしチームですが、岡村コーチの指導でまさはる君やゆうま君といった1年生チームがなたを使って薪を割りました。さらに、2年生以上は細めの薪を足で踏みつけて割るというワイルドな方法で薪の準備ができると、飯ごう炊飯開始です。今回は子ども達がどうやったら効率的に火を起こすことができるかを、笹田先生の指導で、子ども達自身が頭を使って考えながら行いました。挑戦したことができる都度の誇らしげな顔が印象的でした。次はきっと大人の手を借りずに火おこしができるようになるでしょう。そうしてできたカレーライスは大人気!2回、3回おかわりするこが続出していました。

 

楽しみのテント宿泊

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夕食後は、子ども達が自分の手でお皿を洗いました。家では手伝いを嫌がる子も、ここではみんなが楽しんでやってくれるのが不思議でした。押し付けられた協力は嫌だけれど、自分たちが納得した協力は楽しいことを実感してくれたように思えました。

そして就寝時間まで思い思いにすごしました。低学年チームは佐藤先生と芝生でおにごっこをしました。そして、恒例の肝試し!夜の遊歩道は何かが出てきそうで、キャーキャー言いながら楽しんでいました。作業を協力し合った信頼関係が楽しさを倍加させているように見えました。テント内でゲームしたりおしゃべりしながらやがて眠りに就きました。ただ、翌朝5時ぐらいにはもう目が覚める子ども達!本当に元気いっぱいです。

 

感動のシュノーケリング体験

 

朝食が終わり、いよいよ今回のイベントの目玉、シュノーケリング体験です。講師として、7月にもお世話になった3人の先生方に指導していただきました。シュノーケリングレベルによって3チームに分かれました。以下は、各チームの様子です。

 

 ①上級チーム

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元気ッズで長年シュノーケリングをプールで練習し、海での経験も豊富な上級4年生以上のメンバー達は、軽く青海島のきれいな海を観察した後、洞窟探検へ出発しました。波も穏やかで透明度が高く、水深8メートルぐらいあるスポットまで行ってみました。イカの稚魚の群れなども観察でき、今まで何度も海に来たメンバー達もあらためて感動していました。ライフジャケットを着用していたので深くもぐることはできませんでしたが、青海島は絶好のダイビングスポットでもあるので、次に来るときにはぜひ深くもぐって、新たな発見ができると良いですね!

 

②中級チーム

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こちらのチームもシュノーケル経験のあるメンバー達。比較的浅いところで水慣れしてさぁ、洞窟まで行ってみようというときに、体が冷えたり少し気分が優れなかったり、深い場所が少しこわい、などの理由で尻込みするメンバー達。そんな中で一人気を吐いていたのが今年からメンバーに加わった3年生のゆきひろ君でした。7月のシュノーケリング体験で海の魅力にはまり、今回も人一倍参加を楽しみにしていたため、時間が惜しいとばかりに積極的に海にくりだします。そんなゆきひろ君の姿を見て、休んでいたメンバー達も続いて海の冒険ポイントへ次々と出発しました!

 

③初級チーム

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初級チームは小学1年生3人組です。ここ青海島は数メートルも進むと大人でも足が届かないのですが、この3人組はこわいものしらずで、インストラクターさんの先導でどんどん深いところに行っては「お魚みつけたー!」と歓声をあげていました。7月にも参加したのさきちゃんやまさはる君に混じり、今回がイベント初参加のゆうま君は、生き物が大好きのようで、勢い勇んで深い方にどんどんすすんでいく感じでした。青海島は生き物の宝庫だったので、存分に楽しめたようでした。

 

あえて手を出さないことも大事

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さて、今回のイベントは猛暑日の中での海キャンプだったので、スタッフとしては子ども達が熱中症にならないことを含めた体調管理には気を配りました。また、スケジュールや安全確保の関係上、シュノーケリング体験の時間などは厳密に指示を出しましたが、それ以外の時間についてはできる限り子ども達の自主性に任せるようにしました。理想は、子ども達がスケジュールや料理内容、持ち物まで自分達で何が必要か考えて決め、大人が最終チェックだけする、ということなのでしょうが、これからのプ-ルでの練習やイベントを通じてそれができるようになるまで見守りつつも子ども達の意思ができるだけ反映される活動を追求していきたいと思います。

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