野外・水中活動体験教室 ~ 元気ッズクラブ4月カリキュラムイベント報告

里山を仲良く歩いた美祢市江原(よわら)地区トレッキング

ただ歩くだけのイベント?いえ、違います!

元気ッズクラブが4月のイベント場所として選んだのは、美祢市江原(よわら)地区。あまりご存じないかもしれません。のどかな集落なのですが、カルスト台地の地形を生かした面白い場所になっていて、ちょっとした冒険コースになっているのです。

なぜこの場所を選んだのか、その理由は、今回のイベントの目的があらたなメンバーも加えてより親密度を増し、その中でリーダーシップを発揮して欲しかったからです。

自然と隣り合わせの里山を、地図を片手に子ども達が協力して歩く、まさに元気ッズメンバーにうってつけの場所です。さらに、今回初めてイベントに参加してくれた2人の子がとくにはりきってくれていたのが何よりの収穫でした。このことにより、イベントのねらいの一つ、新メンバーが元気ッズのイベントを楽しんでくれることが達成できました。

あいにくの雨模様。でも子ども達はとても元気!

当日は小雨の中でのイベント実施でした。でも、雨もなんのその、子ども達は元気いっぱいでした。この日は赤チーム、緑チーム、黄色チームの3チームに子ども達が分かれ、それぞれが地図を見ながら江原地区を探索しました。①から⑨までのチェックポイントがあり、チームごとに作戦を立て、制限時間(約1時間半)内に巡っていきます。重点的に探すポイント、省くポイントなど、子ども達で話し合って作戦を立てました。この中で、子ども達の中に自然にリーダーが発生します。必ずしも特定の一人がリーダーになるわけではなく、それぞれが主体的に関わりながら、子ども達の自発性を引き出すねらいです。

元気ッズクラブのイベントでは、意図的に子ども達に活動内容を任せることが良くあります。なぜなら、自発的に楽しんで行うことこそ本当に子ども達が興味を持つと思っているからです。

チームごとに個性溢れる歩き方でした

チームごとにコース取りは様々。男子チームである緑チームは地図の順番に忠実に進んでいきます。メンバー三人は気心の知れた仲同士だったので、チームワークはバッチリ!とても効率よく回れていました。全員がお互いコミュニケーションをとりながら進むことで、他人に対する気配りの心が養われたようです。

もう一つの男子チーム、黄色チームは、イベント初参加のひろ君が他のメンバーととても仲良くなれました。低学年の子も多かったので、無理せず休憩なども取り、小さい子にも気遣いをしながら回りました。チェックポイントの全部は回るという目標は達成できませんでしたが、それよりも大事なことは、子ども達がせいいっぱいの力を尽くして里山歩きを楽しんでくれることです。その目的が達成できたので良かったです!ちなみに黄色チームは一番にゴールできました。

紅一点の赤チームも初参加のさきちゃんがとても笑顔一杯に楽しんでくれました。女の子メンバーが少ないので他の子もさきちゃんの入会は大歓迎です!(ちなみに女の子メンバー、絶賛募集中です)。途中でよくマスコミにも取材されるおじいさんのお話をうかがい、「もりさま」というかえるやへびを祀るイベントを主催されていることや、伝承の大事さなど貴重なお話を聞かせていただきました。確かに、伝承が失われつつある現在、年輩の方々からいろいろなお話が聴けることが幸せですね。そんな感じでゆっくり巡った結果、チェックポイントを全て回ることができず、無念のタイムアップでした。でも、自分達で納得のいくように考え、判断した結果なので、ねらい通りですし、終わった後の子ども達の表情は晴れ晴れとしていました。

イベントの後

 

帰りのバスの中、子ども達が「私たち、ここを回ったよ」「あのチェックポイント、難しくなかった?」など、子ども達のはつらつした声が響きます。このようにコーチからの押しつけでなく、コーチがしかけた遊びを子ども達が評価し合う姿は子ども達の成長を感じます。ここも、コーチが子ども達に「今日の成果をそれぞれ発表して下さい」と言ってそれぞれに発表してもらうこともできたのですが、それだと子ども達の本音が引き出せないのでは、とも思います。

数年前のことですが、元気ッズにとてもおとなしく自分の意見がなかなか言えない子がいました。しかし、元気ッズで自由に言いたいことを言っていいんだということを学び、あるとき某施設の「朝のつどい」で、他の参加者数十名いるなか、朝のあいさつ係に立候補してくれたのです!元気ッズに入る前の彼からはとても想像できないことでした。

そのような関わりが元気ッズの中で伝承できているのかな、と考えるとそのような関係性は今の時代にもっといろんな場で再現できて良いように思いました。

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